2017年3月30日木曜日

修了しました!

先日,ザンビアでの活動を入れて4年間の研究活動を終え,修士課程を修了いたしました。
ザンビアプログラムに参加したこともあり,同期よりも長い時間がかかってしまいましたが,その分たくさんのものを得られたように思います。

入学した当初は,英語もろくに話すことができない中で授業についていくことや,研究とは何なのかということもわからない状況の中でゼミの発表の準備をしていたことを思い出します。夜な夜な研究室にこもって勉強をしていました。この時に,私は実際に国際協力の現場に出たことがないこともあって,ザンビアでの研究についての準備をしてはいるものの,本当にこれがザンビアの教育にとって役に立つものであるのか,必要とされているのか半信半疑であったため,常にこの疑問が頭の中に浮かんでいました。

ザンビアへ赴任し,協力隊員として活動をしていく中でこれまで研究していたことがあまり現場の課題と直結していないことに気がつくことができました。研究のテーマを変えることについて,帰国の半年前に先生へ相談をした際には反対をされましたが,当時感じた問題や研究の必要性を認識しながら進めることができたので,今となってはテーマを変えてよかったなと心から思っています。

帰国後は,修士論文の執筆活動と並行して就職活動を行なっておりました。しかしながら,どちらも状況はあまり良くなかったため3年半での修了を目標を4年に変更せざるを得ない状況となりました。
在学期間を過ぎていたこともあり奨学金が止まったため,経済的に苦しい状況となったことや,親に余計に学費を払ってもらわなければいけなくなった背景もあり,この半年は今までとは気持ちを入れ替えて研究に取り組みました。
幸運なことに,半年の間に2回も学会発表をする機会をいただき,また論文投稿も2回経験させてもらうことができました。9月で修了していたならばきっとできなかった,学生らしい経験,そして研究することの面白さや厳しさについて先輩から多く学ぶことができました。


修了までに,先生をはじめとして馬場研の先輩方,同期の皆さん,そしてザンビアでお世話になった先生や生徒,JICAザンビアの職員の皆さん,隊員の皆さん,多くの方々に支えていただいたことによって修士号を取ることができました。本当にありがとうございます。

4月からは,社会人として世界展開をしている教育系企業で働くことになります。研究とは離れてしまいますが,研究室で学んだことを活かしていきながら社会人としてやっていきたいと思います。