タイトルを見て、『コブラが出たの!?』と思った方、
それは残念。。。
『Cobra』はあの恐い恐い生き物のことではありません。
それは、床の塗料です。
最近、特に担任業務に凝り始めました。
…と言ってもほとんどが先輩隊員の実践を使わせてもらっています。
その担任業務の中で特に力を入れ始めたのは掃除で、『お掃除コンペ』と『Cobra大作戦』を実施しています。今まで数学の授業以外で子供を評価出来る場がなく、真面目だけど数学が苦手な子供達のために始めました。
『お掃除コンペ』は、曜日毎の掃除当番(各曜日10人ずつ)をチームにしてどの曜日がよく頑張っているのか、毎週私が得点を付けています。彼らは友達同士がグループとして動くという考え方があまりないようだったので、チーム制にしました。
でも今回は、個人特別賞も作り、男女1人ずつも表彰します。
実はもう以前から目星を付けているのですが、彼らのチームがあまり芳しくないのでこんな形も作りました。
『Cobra大作戦』は、ただ床に『Cobra』という塗料を塗るというだけなのですが、これが結構大変なのです。
まず、塗料を作るところから始まります。
<材料>
ろうそく、色粉、灯油
<作り方>
1)ろうそく入れた鍋を火にかけて溶かす。
2)ろうが完全に溶けたところで火を止め、色粉と灯油を入れる。
*灯油と火を扱うので非常に危険!!です。
そして、塗る作業。
女の子達が素手で(!!)塗っていきます。
こういう時、家でお手伝いちゃんとしているかどうかわかりますね。
こんなことしているのは、学校で私だけだったのですが、去年私が始めてから同僚が別のクラスで始めました。
あと、生徒達が前より教室をきれいに使うようになりました。
実際に塗る作業をしているのは一部なのですが、材料費の一部を生徒から回収していることもあって、自分達で教室を良くしているという実感が出てきたのでは??と勝手に想像します。
正直、ザンビアに来る前は担任業務よりも数学授業の方に興味があったので、こういうことをしているのは自分でも意外です。
数学授業以外での生徒との関わりを持ったり、彼らの得意なことで逆に生徒に頼ってみたかったというのもあります。
実際、『Cobra大作戦』については、当初私1人で動いたために、既製Cobra代金を騙されるという悲しい思いをしました。
それからは、女生徒達と用務員さんの意見を聞いて、今の方向に変え、基本的に全作業を生徒がやれるようにしました。
生徒達も去年に比べて非常に安定してきました。今学期限りで手放すのが残念ですが、最後まで楽しく過ごしたいと思います。
佐々木 愛
2008年1月28日月曜日
Cobraが…。
ラベル: 修了生
2008年1月21日月曜日
ザンビアの先生の数学力
前回は、ザンビアの子供の数学力について書きました。今回は、先生です。
同僚の先生にお願いして、6年生の分数の授業をみせてもらいました。
普段から仲のよかった先生だったこともあり、快諾してくれました。
『1/2と4/9 では、どちらが大きいか。』
という問題のとき、彼女は、それまで同様、黒板に図を描き始めました。
1/2の図を描き終えて、4/9の図に取り掛かりました。
9つに分けねばならないのに、長さが足りなくなってしまいました。
そこで、右につけたし、
『 1/2<4/9 ね!!』
となってしいました。
ザンビアでは、7年生までは、日本の小学校のように全部の教科を一人の先生が担当し、8年生以上は、中学校のように、科目ごとに授業を担当します。
8年生以上を教えている数学専科の先生は、こういった間違いはみられないのですが、逆に、7年生以下では、正しく分数を指導できる先生がいない状況でした。
自分の教えていた生徒の実情と違い、同僚の様子を書くことには抵抗がありました。
しかし、こういった先生たちも、決して能力が低いわけではありません。
彼らの、生徒をまとめ、授業の雰囲気を作り上げるスキルには、私のそれは足元にも及びませんし、実際、同じ学校の同僚のクラスより、私のクラスの平均点が高くなることは一度もありませんでしたから。
(個人的な力量の問題ですが…。)
何より生徒たちが楽しく授業を受けていました。
いろんな国々、いろいろな数学教育が営まれているのだと思います。
有馬祥英
ラベル: Studyについて, ZAMBIAについて, 修了生
2008年1月14日月曜日
Xデーと就職活動
1月31日。
修士論文の提出日です。気がつけば1月も14日。
あと、たったの17日です。
修士課程を終了するためには誰もが通る道、
なんとか最後までやり遂げたいものです。
一方で、4月以降の進路がまだ決まっていません。
修士論文を書く傍らで就職活動中です。
この業界(国際協力)、
短期の仕事をつなぎながらキャリアを積むのは普通なのですが、
やはりこの時期に次の進路が決まっていない、
というのは精神的に負担です。
しかし、幸運なことは、
大学のスタッフの方々や先輩方に
国際協力経験の豊かな方が多くいらっしゃるということです。
先日送りました提出書類は、書きながら何度も気持ちが折れそうになりながらも、
多くの人びとから励ましと助言を頂きました。
書類も馬場先生をはじめ何人もの方に目を通して頂き、
多くのアドバイスを頂きました。
同じ方向を向いている人たちに囲まれて、
皆に支えて頂けるこの環境はとても幸せだな、と感じました。
・・・多くの人びとに親身になって助けて頂いて、
落ちたときにはどうやって報告しようか、今から悩んでいます。
辻本 温史
ラベル: Generalなお話, 修了生
2008年1月7日月曜日
Dear lab members!
What do YOU think about these “mistakes” by students?
What are the reasons for making these “mistakes”?
Oyunaa