8月1,2に行われた全国算数・数学教育研究(神奈川)大会に参加してきました。久しぶりに接する教員集団に多少のなつかしさと戸惑いを覚えた次第です。
まず、なつかしさ―指導方法への熱き思い
分科会での報告で平行四辺形であるための条件発見させるための授業の紹介がありました。教科書では定義も含めて5つが書かれていますが、それ以外にあるかどうかを構成要素の組み合わせから考えさせる授業でした。平行四辺形にならない場合の「反例」をあげるという視点で構成されていました。この報告もさることながら、その後数人の参加者が自分の授業ではこうだった、ああだったと語り合っている光景が見られました。教えることに関しては本当に熱い教師たちです。
次、戸惑い―疑問を質問できないもどかしさ
たとえば上記の例で考えてみると、「平行四辺形であるための条件を教えることの意義は何か」質問したかったのですができませんでした。なぜなら指導内容への疑問であったからです。教師は「教科書ありき」からスタートし、その料理方法を考えます。独自の調理方法で切り方や味付けを変え、上記の場合は「反例」という教育的意義を見出しております。これに対して私の抱いた疑問は材料そのものに向かっていました。調理方法を検討している場で材料に疑問をぶつける発言はできませんでした。
まあ、どちらにしても心地よい刺激を受けて帰ってきました。
余談となりますが、閉会式のとき「岩崎○樹さま、落し物が届いておりますので・・・。」とアナウンスがありました。最後まで存在観バッチリな広島大学でした(笑)。
2011年8月8日月曜日
全国算数・数学教育研究大会に参加して
時刻: 月曜日, 8月 08, 2011
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