某映画からですが、「Magic Hour」とは、
夕と夜の狭間、太陽が沈み、空が暗くなるまでの間、
太陽が沈んでいるのに、まだほのかに明るいその間、
その僅かな時間を、Magic Hourと呼ぶようだ。
「春は曙、やうやう白くなりゆく山際すこしあかりて、
紫だちたる雲の細くたなびきたる。」
と、枕草子(清少納言、974?)においても、
「いとをかし」と表現される。今は冬だけど。
あの夕焼け空の、赤とも橙とも取れぬ不思議な色は、
昔から多くの人々の心を捉えてきた。
その現象は、光の大気による吸収散乱と、
ドップラー効果、赤方偏移によって説明できる。
んが、そんなこと言っちゃうとロマンチックじゃない。
さて、そんなMagic Hourな時に、
背後に視線を感じて振り返ると、
そこには月が光ってたりなんかする。
ん~、なんとなく二重に得をした気分。
と、ゴマ煎餅を抱えて研究室へと帰る。
自然とは偉大だ!と、まぁよくある話に落ち着くのですが、
学校の街路樹達も、先日までは黄色や紅色の服を纏って、
歩くたびに、葉を投げかけて挨拶してきてたのに、
今はその葉も無くなって、そっぽを向いている。
たまに、枯れ枝で攻撃してきたりする。ヽ(`Д´)ノ テヤ!
なんて気まぐれな奴かと思いながら、
どうも自然と人間は似ているとも思わせる。
自然にも幾多の表情がある。明日はどんな顔をしているだろう。
写真:ラボメイト Asadさんの「男気」
M1 松山MaSA
0 件のコメント:
コメントを投稿