2009年3月2日月曜日

ミャンマーの生活(その1)「リサイクル」

こんにちは。ミャンマーより、木根です。
現在、JICA技術協力プロジェクト「児童中心型教育強化プロジェクト(フェーズⅡ)」にて、

ミャンマーの先生方(カウンターパート)11名とともに、
小学校1~5学年までの算数に関する教師用指導書を開発しています。
指導書の中には授業案も含まれるのですが、
一般的に、ミャンマーの先生方は授業案を作成することが苦手だと言われています。
もちろん、カウンターパートも授業案作成には苦心しているのですが、
その過程のなかで、これまで当たり前と思ってきた学習教授活動を振り返ったり、
教授法に関する異なる考えを共有・議論したりすることで、
彼ら自身が改めて算数教育に関して学びはじめていると感じています。
こうした学びが、開発した指導書を通してミャンマーの先生方と共有され、
より豊かな算数教育の理論と実践をミャンマーの先生方自身の手で
築き上げていけるための土台となることを期待しているところです。

ところで、今回は、ミャンマーでの生活を少し紹介いたいと思います。
次の写真を見てください。


この自転車を見て、かなり感動してしまったのですが、
不要になったCDが反射板として自転車に取り付けられていました。
不要になったCDを、例えば車のバックミラーにつるしたり、
田畑で鳥脅しにつかったりしたのは、これまで他の国でも見たことがありますが、
自転車の反射板に利用するのは初めてでした。
(結構一般的だったりするんでしょうかね?)
ここに来るまでは、マスコミなどでよく耳に入る、
ミャンマーの政治的側面しか知らなかったのですが、
こうした生活の工夫や人々の考え・想いなどを目の当たりにすると、
ミャンマーのことを何も知らなかったんやなぁなんて思ってしまいます。
そういう意味では、貴重な経験をさせてもらっている今日この頃ということですね。
(仕事は結構ハードですが…)
昨年の12月からミャンマーに滞在してきて、
いろいろと興味深いことがありましたので、
また、これから少しずつ紹介していきたいと思います。

木根

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