2009年3月8日日曜日

卒業生から一言②

月日が経つのは早いもので、今月修士の課程を終えようとしています。2年間なんてあっという間で、西条に越して来た日が昨日のことのように思い出されます。ついでに、1年目の4月、5月、6月…と順に振り返ってみると、前言撤回! 2年間は、結構長いものでした。

 いやまぁ、色々ありましたサ。最初はバイト先のおばちゃんの広島弁が理解できなかったし。路面電車が恐ろしくて、車で「市内」にも行けませんでした。「市内」というのは「広島市内」です。「東広島市内」ではありません。ここの「ご当地ルール」です。東広島市内の運転も最初はめっちゃ怖かったです。チャリや原チャの飛び出しが多くて。あの頃と比べると、相当、私は成長し、色々なことが無造作にできるようになりました。だから、きっと生活面以外でも成長しているはずです。

 研究室の学生の入れ替わりも目まぐるしかったです。新しく入ってくる人がいたり、出て行く人がいたり、ザンビアに行っちゃう人がいたり、帰ってくる人がいたり。その度に研究室の雰囲気が変わるから不思議。

不思議なことといえば、研究室を常にきれいに保てないのも不思議。「最初はみんなきれい好きなんだけど、みんな、慣れてくるに従って段々どうでもよくなってくるんだよ」というU先輩の一言が、なんとなく理解できるようになりました。いつぞや「Anti-cockroach Committee」を立ち上げましたが、いつの間にか活動休止、そして解散していました。「慣れ」って恐ろしいですね。不在期間が多ければ、K先輩のようにきれい好きを保てるのかも知れません。

 そういう訳で、この2年間は短いようで長く、知らず知らずの内に、2年前には想像もつかなかったような自分に変貌を遂げていたようです。研究室が汚くても気にならなくなりましたし、居心地も良くなりました。先の見えなかった研究も、とりあえず曲がりなりにもまとめることができました。

変貌を遂げたのは私だけではありません。2年前、東広島駅で駅の記念スタンプが無いことに失望している私に、「今時スタンプなんてないですよ」と冷たく言い放った駅員さんがいました。最近、東広島駅にも記念スタンプが登場しましたね。時代が変わり、記念スタンプが愛される時代が到来したということでしょうか。2年間という月日は、やはり短くなかったようです。


松永 彩

0 件のコメント: