先週2月3日から6日まで先輩隊員の学校へ教育実習に行ってきました。
着くと早速先輩隊員の授業が始まり、普段優しい先輩のいつもとは違う部分を見ることが出来ました。授業のなかで九九などのフラッシュカードを用いて基礎学力を補う活動を取り入れていました。自分も生徒の状況を見極めて対応をしていく必要があるなと感じました。
授業のなかで生徒がチームで問題を解き黒板に板書をして正解数を競うことをやっていました。生徒が授業で板書をしていると、何やら紙を黒板に押し当てて解答を隠している姿がとても目につきました。ん?と思っていると先輩がやってきて、「あれは他のチームにカンニングされないように隠しているんだよ」と教えてくれました。なるほど。日本とはまた全然違う文化を見ることができました。黒板に板書する前に生徒がグループで話し合いながら一生懸命答えを求める姿がとても印象的でした。
授業見学以外にも、現地での研究授業の風景を知ることが出来ました。ザンビアでは研究授業の前に教科の教師たちが集まって指導案を作成します。その作成した指導案をもとに代表の先生が授業を行い、その授業に関する反省会を行います。日本での教員経験がないこともあり初めて授業研究の現場を見ました。現地式の授業がいまいちつかめていない状況だったので話し合いの状況から実際の授業反省会に至るまでとても新鮮に感じました。
授業見学と研究授業活動への参加以外に実際に授業を2回ほどやりました。日本でも訓練所にて練習をしていたのですが、実際の教壇にたつとぜんぜん違うものでした。
教壇に立って違うなと感じたのは、生徒はいかなる質問に対してもYesと答えることです(実際には理解していなくとも…)。このYesに惑わされてしまうと授業の速度が早くなってしまい、生徒の理解が追いつかない状況になってしまうなと感じました。問題演習の際にも生徒の関心は問題に正解することではなく、先生からの正解のマークをもらうことに集中していることを授業と実際にノートチェックを通じて学ぶことができました。間違いに気づき生徒に考えさせることが簡単ではないことを教育実習から学ぶことができました。
生徒指導の場面も見ることができました。堂々と生徒を指導していくこと、時には同僚や校長先生の力を借りていくことの重要さを感じました。自分の場合このくらいでいいかなあとなあなあにしてしまうこと、堂々というよりもへらへらしてしまうことがあるので、最低でも生徒の前に立つときには堂々としてなければならないなと感じました!授業以外の場面で生徒指導についても見ることができました。門で生徒に対して制服の乱れを直させることや、掃除の指導をすることなど日本とあまり変わりないなあと感じました。授業以外の場面も大切にしていかなければならないなと感じました。
また、障がいを持つ子ども達のクラスも見学することができました。ザンビアの中等学校のなかで特別支援学級がもうけられその生徒のために指導をしている姿を見ることができました。障がいを持つ生徒に対する配慮がしっかりされていたことにも驚きでした。もっと驚いたのはアルビノの生徒が教室に普通に授業を受けていることでした、アフリカでアルビノの人達は特別な力を持つと考えられ、彼らの肉を食べたり、山の中でアルビノの人の死体がでてきたりする国があると聞いていました。ザンビアにもそのような昔の慣習が残っているのかなと考えていると、ザンビアではアルビノの子ども達も他の生徒と一緒に授業をうけ、休み時間になると楽しく会話をしている姿を見て、ザンビア人はとても寛容なのだなと実感させられました。とても気持ちが温かくなりました。
授業以外の他に、放課後の時間に先輩がやっているスポーツ指導の見学をしました。
見学をしたり、サッカーにちょこっと参加していると生徒から「空手教えてくれ!カンフー教えてくれ!」と言われました。あいにくどっちも出来ない私はどうしようかと考えているとある1つのアイデアが浮かびました!そうだ!足払いを教えよう!
実際教えるために生徒にアシスタントを頼むと、さっきまでカンフーのまねごとをしていた生徒が血相を変えて逃げていきます。どうやら日本人よりもチキンなようです。
何人かの生徒に協力してもらい足払いをかけたりかけられたりしていると生徒から歓声があがり気づけば人だかりができていました。なんか有名人になった気分。笑
学校見学で授業のことだけでなく、生徒指導のこと生徒の日本に対する関心など色んなことをしることができました!これからの活動に活かしてくかをかんがえていかないといけないですね!
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