皆様、お久しぶりです。ザンビアに居る島本です。
1月6日に日本を出発し、約一ヶ月に及ぶ現地訓練の末、約二週間前に赴任となりました。
ザンビアの第一印象は”全然都会じゃん!”といった感じでしょうか。なぜなら、初日に行ったのがマンダヒルであったため、日本のようなショッピングセンターがあることに驚きました。
その後、現地訓練中の我々の様子ですが、木村氏はシマの付け合せにでる牛肉の骨(Tボーン)が足に刺さり怪我をし、赴任する最後の週末には二人揃って熱を出しドミで寝てるなど、波乱万丈な一面もありながらも元気にやっておりました。
ザンビアに来て変わった事は、シマが食べられるようになったことです。去年の五月くらいに食べた時は「こんなんじゃ生きていけないよ・・・」とシマを食べながら思いましたが、現在では、「シマくいてーなぁー」なんて頭の中で考えるようになりました。そして、マザブカにお気に入りのシマ屋を発見するにまで至っていま
す。
今のところ楽しいザンビアライフを送っておりますので、引き続き、マザブカライフを楽しみたいと思います。
島本史也
2009年2月25日水曜日
マザブカより
ラベル: ZAMBIAについて, 島本 史也
2009年2月22日日曜日
ザンビアより近況報告
みなさんお久しぶりです!
元気にしていましたか?
自分はようやくザンビアの食事や生活に慣れてきました。
今日でザンビア南部州リビングストンへ着いて10日経とうとしています。
家もまだ完全にできていなくて首都よりは少々不便ですが充実した生活を送っています。
今週の月曜に授業が始まり、ようやく一週間が終わりました。
今、grade8(中学校2年生)の生徒に理科と数学を教えています。
授業は一週間に80分授業を10コマ持っています。
ひとつの授業が長く、また学校の周りもうるさい(主に1年生や2年生の子ども達)ので生徒たちも80分集中できません。
授業は朝7時20分に始まり、だいたい13時に終わります。その間に休憩は20分しかありません。
先生にとっても生徒にとっても大変です。午後からはまた違う生徒が来て授業をして帰ります。
教室数が少ないのでしょうがないのですが、なんとかならないかと思っているところです。
昨日は数学と理科の授業でした。
数学は専門だからだいたいうまくいくのですが、理科は実験器具を壊したりうまく説明できずかなり奮闘しています。
日本の実験器具と違うので、実験道具にも慣れていく必要があります。
いつも以上にしっかり準備をして授業に臨まないと予想外の生徒の反応についていくことができません。
生徒は「分かりましたか?」というとみんなYes!っていうのに説明してって言ったらほとんどだれも説明できません。
なので、日本に比べるとかなり遅いスピードで授業をしています。
最近生徒は自分の授業になれてきたせいか、少し油断をすると騒ぐようになってきました。
また生徒は他の生徒が発表しているときにそれを聞くという習慣がないため、最初は授業に臨む姿勢から教えていかなければいけないのかなと感じています。
同僚には理科の先生が一人、数学の先生がニ人なので、10の授業のうち6つは理科を教えることになりました。
先生たちはみんな真剣に取り組んでいる様子で授業も結構上手にやっています。
ただ、どの先生もしゃべりすぎて、生徒の学習活動の時間が少ないように感じています。あと教材(実験器具とか)の利用も少ないようです。
特に理科の授業に関しては、今日の実験が初めてだといっていた生徒もいました。
実験授業をもっと取り入れて学習の楽しさを伝えていきたいと思います。
とにかくまずはこの生活に慣れて、授業もスムーズにできるようにならなくてはなりません。
自分の家はすごく広くて自然に囲まれています。
家からの景色は最高です。
新築だけど建設中(塀もないし寝室のグリルドアもない、電気、水はたまに出る)でかなり不便はありますが、なぜか理想的な暮らしだと感じています。
周りの人は優しいし、静かで落ち着くからでしょうか?
この前は象がうちの前に象がでました。25匹くらいいたらしい。
学校へはちょっと遠くて、自転車で20分くらいです。
坂がきつくて困っています。
先週の日曜日はザンビア人の友人とビクトリアの滝(世界三大の滝)に行ってきました。
どのくらい感動するかとわくわくしていたのですが、想像を絶するものでした。
ここアフリカの自然は本当にすばらしい!
満月の日には滝の蒸気で夜に虹がかかるそうです~超素敵☆
この前アーノルドシュワルツェネッガーが来てたらしい。
有名人にも会えるかもしれません(笑)
ネットは家でやってます。モデムといって携帯の電波を使ってメールの送受信をするやつを使ってます。
でも受信容量が大きいとすぐにお金がなくなるので、家ではメールだけにしています。
また報告します!
ラベル: Generalなお話, ZAMBIAについて, 木村 光宏
2009年2月20日金曜日
2009年2月17日火曜日
卵と壁
前回の投稿があまりにも短く簡単すぎたのでもうヒトフタコト。
昨日は、IDECの修士論文の発表会でした。
その後、当然のように打ち上げがあり、飲んで家に帰り、テレビをつけると、ニュースで村上春樹が文学賞を受賞したと。
イスラエルで授与されるエルサレム賞。
ほどよく酔った頭に、そのスピーチの内容はとても感動的に映りました。
スピーチ後にイスラエルの元首と握手を交わす村上春樹を見ていると、ハラハラドキドキ感と共に、意思を持つ人間の尊厳までもが強く感じられました。
スピーチの中で村上春樹が用いた「卵と壁」とは、普通はまず思いつかない喩えだと思います。文学の世界では普通のたとえなのかなあ?
でも、そこに込められている意味は、どこにおいても本質的なことのように感じました。
壊れやすい殻のうちに魂を秘めた卵が、高い高い壁と対峙している。
壁とは人に強制するシステムのこと。
いろんなものに喩えられそうなこの二つを、卵と壁とするところは、すごいと思う。
村上春樹のスタンスは、どんなに卵が間違っていても、常に卵の側につくというものだったけれど、研究者としては、卵の熟成を祈りながらも、または壁の改善を思い描きながらも、その意思は自分のうちに押し込めて、客観的に卵と壁それぞれを見ていかなきゃならないんだろうなあと、感じた今日この頃でした。
結論として、村上春樹はすごいと、あらためて思い直しました。
utti
ラベル: Generalなお話, 修了生
2009年2月13日金曜日
2009年2月5日木曜日
全国数学教育学会の感想
お久しぶりです。
佐々木@広島です。
ブログの順番がきました。
全国数学教育学会の写真が既に載っているのですが、その感想を書きたいと思います。
学会発表は最初で最後だ…と思っていたのですが、
2007年8月に、ザンビア大学で研究発表をしていました。
あの時は、ザンビア大学の学生、教授、教育省の役人、
協力隊理数科教師隊員等100人近くの人に発表を聞いてもらいました。
今回の学会発表では、ほとんどが馬場研究室からの人間で、20人もいなかったと思います。
ですが、学会発表の方が何100倍も緊張しました。
なぜでしょう…。
別の方々の発表も非常に勉強になりました。
M1(修士課程の1年生)の発表の中では、モデリングと教材開発の内容を中心に聞きました。
研究の基礎となる先行研究の勉強をきちんとしていること、
そこから自分のやろうとしていることを色々と模索していることがよくわかりました。
今後、そのモデリングや教材をどのように実践に結びつけるかということが課題になってくるようです。
先生方の発表は、統計的手法を用いた教師の力量測定と、
子供の潜在力測定を中心に聞きました。私の研究テーマに近いだけでなく、
ちょうど合同ゼミで教師の力量測定に関する論文を輪読していたこともあり、
非常に興味深いテーマでした。その中で考えたのは、
『テストや統計』と『力量や潜在力』との関係についてです。
具体的には、『教師の力量や子供の潜在力を測るのに、テストで測りきれるのか』とか、
『統計処理で出たデータは、本当にその力量や潜在力の実態を表しているのか』といったことが気になりました。
現在は、学習を評価することや、
そのために力量を測定することが社会的に求められているという背景があるそうで、
このような取り組みも広がりつつあるようです。
先生方の発表では、統計処理を行ったデータに関する解釈の付け方が非常に参考になりました。
やはり、数学教育研究の蓄積からなされる判断が重要であり、
統計はそれを裏付ける役割に止めるべきなのだと感じました。
M2 佐々木 愛
ラベル: 修了生