今日、タウンの雑貨屋さんに行きました。
私の職業が数学教師と知ると、店番の若者はいいました。
「自分、学生時代、算数は本当に苦手で…
特に代数とかのややこしいやつが」
「数学が苦手っていうけれども、どうやって商品の値段を決めてるの?」
私は聞きました。
彼の説明によると、商品入手にかかるコストは商品代
および入手先である首都までの交通費だそうです。
ここで交通費がポイントになります。
まず、一度に仕入れた商品のすべてに暫定的に売値をつけます。
売値-仕入れ値を算出し、それを2で割ります。
2で割った1つ分が利益、1つ分を交通費として考えます。
すべての商品において算出した交通費を足します。
そして、その足した金額と、実際かかった交通費を比較します。
もし実際かかった交通費が暫定的に算出した交通費より上回った
場合は、商品の価格をより高く調整します。
調整が済むと商品を店頭に出せるようになるとのことでした。
数学の指導要領でも利益の計算は取り上げられており、
おもに利益=売値-仕入れ値という式が紹介されています。
この値がマイナスになれば損失、プラスになれば利益
だということが強調されています。
しかし、彼によればお店でも数学は使うけれども、
学校で習った数学とは全く別物だと思っているとのことでした。
山田 恭子 in Zambia
2009年5月22日金曜日
商品の値付け方法 in Zambia
時刻: 金曜日, 5月 22, 2009
ラベル: ZAMBIAについて, 山田 恭子
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