JICAの出前講座を利用して、先日広島市内の中学校へ行きました。
道徳の授業の一部として「理想の実現、国際協力」というテーマを頂いたので、自分の将来の夢や、どうしてザンビアに行ったのか、どのような活動をしたのか、何を学んだのかをできるだけコンパクトにまとめました。
日本で授業をするのは教育実習以来で、しかも数学以外の授業はしたことがなかったので少し不安でした。中学生はやっぱり写真をたくさん入れたほうがいいかなとか、でも小学生ではないのだからこんなに写真は入れないほうがいいよなとか、でも、やっぱり楽しくないとだめだろうとか考えながら資料の準備をしました。できあがった資料は最後のスライド以外、全部写真になってしまいました。
当日、先生方にあいさつをして教室に行くと40人近くの生徒が待っていてくれました。30分の授業で、同じ内容を2クラスにという計画だったので、2クラス分の生徒と向かい合うことができました。授業前は、ザンビアの教室とは至る所が違うなと興味津々で、教室をなめるように見渡していました。授業が始まると、遊んでいる子や真剣に聞いてくれる子やたくさん質問してくれる子がいて、中学校いいなと思いました。ザンビアで2年間同じ年齢の子に教えているのに、日本ではその経験がほぼないという感覚が不思議で、終始ふわふわしていました。だいたいみんな聞いてくれましたが、最後の文字だけのスライドになると子どもたちの意識は遠いところへ旅立ちました。笑 やっぱり写真いっぱいでよかった。
そして昨日、学校より80人分の子どもたちからの感想が送られてきていました。厳しいことを言われるかなと身構えていましたが、そういうコメントがなくてびっくりしました。みんな気を遣ってくれたのかな。「私も協力隊に行きたいです。」とか「カメレオンが飼えてうらやましい。」とか「僕も野球頑張るので、野中さんも頑張って先生になって下さい。」とか「私はアリは食べれません。」とか「ザンビアの人たちの優しさが伝わってきた。」とか「途上国は暗いイメージだったけど、むしろ日本より元気がいいなと感じました。」とかたくさんの意見をもらって、にやにやしながら読みました。
やっぱり教員向いているのかなと思いました。
野中
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