2013年5月2日木曜日

師匠と弟子

私は土曜日の朝、ゆったりとした気分でテレビ番組「サワコの朝」をみるのが好きである。先日は立川志の輔がゲストであった。

彼は立川談志の弟子であり、立川談志は彼の師匠である。このような関係はよく一つのことを極める芸の道にみられるが、いつしか芸のみならず、どう生きていくかという人生の師匠となっていく。

ゲストの志の輔は「師匠の談志がなくなったとき「ボディブローのように効いてくるよ」と言われたが、今少しずつわかってきました」と話されていた。意味はわかるが、このあとどんなことを話すのだろうと待っていると、聞き上手な阿川佐和子は次の言葉をひきだした。

「師匠だったらどうされるのか、と考えるんです」

人生の師匠でもあったことを物語る言葉である。

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