2012年3月18日日曜日

ただ今、フィリピン調査中

ザンビア、タンザニアと続く報告のあと、アジアのフィリピンの調査の様子をお知らせいたします。

私は現在フィリピン大学内にある NISMEDという組織の中で調査をさせていただいています。私が一つお願いすると五つくらい手伝ってくれる頼もしい人たちに囲まれながら着々と(?)ア ンケートやインタビューを進めているところです。対象が小学校低学年なのでフィリピーノ語の説明がないと全く功をなさないところでしたが、担任の先生やら NISMEDの方に100パーセント助けられ、言語の障害は最小限に抑えられました。しかし研究とは思ったように進まないもので、すでに変更を余儀なくさ れています。図形認識の変化と教科書との関係を調べようと考えていたのですが、なんと教科書はほとんど使わず、生徒はもちろん教師ももっていないというク ラスもありました。シラバスで決められた内容とは違う授業をしたり、スパイラルといいながら単なる繰り返しの学習であったりと、あまり教科書の影響を受け るような状況になっていないようです。

またスタート地点に戻ってきてしまいました。

ここからくだらない話になります が・・・。どこに行っても子供たちはかわいい。ちょっと暇だったので、親指が切れるように見えるかなり昔の一芸を披露したら大うけしました。そこでまた図 に乗り(というか、私の研究心に火が付き)鶴を折る過程で折るたびに変わる形の名前を聞いたら、面白いことがありました。正方形を斜めに見せたら「ダイヤ モンド(ひし形)」と答えたので、普通の位置でもう一度みせました。「ああ正方形ね」という答えを期待していたのに「いやダイヤモンドだ」というのです。 答えは間違っていますがある意味あっています。彼らの中に回しても形は同じという考えが強いということがわかります。日本では多分こうならないでしょう。

くだらない話のほうが長くなってしまいそうなので、この辺でペンを置きます。


2012年3月11日日曜日

ザンビア調査

博士論文の調査のため、2月に一ヵ月間ザンビアに行ってきました。

今回は授業研究とそれに参加している教師のモチベーションの調査です。

カブウェの学校をいくつか回っての調査でしたが、学校によって授業研究の質に大きな違いがありました。

その違いがどのように生じているのか?教師のモチベーションと関係があるのか?ということが今後の分析の方向性となりそうです。

たった一ヵ月間の調査でしたが、前回以上のデータを収集することができ、実のある調査になったと思います。

調査以外では、タザラ鉄道に乗ってセレンジェに滝を見に行ったことが思い出です。

後任の隊員を始めJOCVや専門家の方々に大変良くしていただいて、楽しいザンビア調査になりました。

こんなに楽しいならもう一回とも思いますが、もう時間も金銭的な余裕もないので、しばらくザンビアにはいけません。

ザンビアプログラムでザンビアに行く(いる)人たちの話をこのブログで楽しみにしています。

2012年3月10日土曜日

6年ぶりのタンザニア

現在タンザニアのムトワラ市というところに調査に来ています。
青年海外協力隊としてタンザニアを離れてから早6年のの月日が流れています。さすがに6年振りだと街並みも人も変わっています。それでも昔の同僚や生徒・友達に会うことができ、みんなに太った言われながらも懐かしい日々を送っています。
嬉しかったこととしては、自分が教えていた生徒が50人くらい大学生になっていたことです。たかだか2年半教えただけですが、その時はその時で時間の限り教えていた訳で、彼らが立派になって嬉しい限りです。その中でも1人留学しており、二人医師になるコースに進んでいるそうです。また、ダルエスサラーム大学(日本でいう東大)に進学している生徒もいて、自分が教えた生徒が今後のタンザニアの貴重な人材になっていくのかと思うと非常に誇らしく、嬉しく思っています。たぶん、今後の私の人生で、私が年老いたときにも自慢することでしょう。
久々にタンザニアに来たわけですが、アフリカ・タンザニアがどうこうというわけではなく、同僚や友達、そしてかつての教え子の近況を聞けたことが何よりの吉報でした。今後も教育に従事していくものとして、子供たちの成長を心より願っています。

以上今回は調査の話ではなく、久々のタンザニアの話だったので、次回は調査の話を書きたいと思います。

2012年3月5日月曜日

ザンビア特別教育プログラム後の進路

こんにちは。原田です。

2年間のザンビアプログラムを先月の1月終了し、日本に帰国してから、もう2ヶ月が経とうとしています。未だに何を食べても日本食は美味しくて、学食ではメニュー選びに人一倍時間がかかってしまっています。

帰国してから、というか帰国前からずっと考えていたことは今後の進路のことでした。結論として、今、日本で教員になる方向で進路を考えています。

進路を決める際、私は自分がどの方向で、どのような場所で何をしたいのかを考えていたのですが、やっぱりもう一度アフリカかまた別の土地で教員として教壇に立ちたいなという気持ちがありました。ただ、ザンビアで過ごした中で、日本の教育現場で学んでみたい、という思いもありました。もちろんザンビアで学ぶことはたくさんあり、だからこそ派遣されたことに感謝しています。ザンビアでは英語能力ではない教師としての質について考えさせられる場面がたくさんありました。視点の持ち方や教材研究など、たくさん学びたいこと、考えさせられることが多かったです。そんなザンビアでの経験を活かして、今度は日本での教員経験からも学んでみたいと思っています。

きっと、ザンビアと日本での経験は相互することができ、ザンビアで学んだことが日本でも活かせることができる場面があると同様に、日本での経験がザンビアで活かせることもあると思います。
また、アフリカにいける機会を狙い続ける教員を目指したいです。

修了まで残り1年弱。教員採用試験まで残り5ヶ月。
自分のザンビアでの研究にも力を入れながら採用試験の勉強にも取り組んでいきたいと思います!

2012年2月26日日曜日

ジェームスマディソン大学修士スプリング研修

大学のプログラムに参加し、アメリカのジェームスマディソン大学にて、
2週間の研修を行っています。

このプログラムは、現地大学教員による授業への参加や専門分野の研究を行い、
アメリカの大学院生の生活を体験しつつ、
専門家としての知見を広めることを目的に行われています。

今回は研究テーマである、
数学と理科の関連付けについて理解を深めることを目的に参加しました。
先週は教育学部の教授と議論を行い、
アメリカにおける数学と理科を関連付ける意義を探りました。
今週は大学の授業に参加し、
数学と理科を関連付ける方法について学ぶ予定です。

今回学んだことを基に、今後の研究を深めていければと思います。

高阪将人




2012年2月14日火曜日

馬場研謝恩会

今日は謝恩会を実施しました。

今回は修了する学生が5人と非常に多く、
修士論文の添削も大変だったと思いますが、
最後まで熱心にご指導いただいた先生に、
お礼の気持ちを込めたささやかなパーティでした。

私は、ザンビアプログラムとして国際協力研究科に入り、
4年間を振り返ると、本当に多くの叱咤激励を受けたなと改めて感じました。
ザンビアでは私の活動に対して、励ましの言葉をいただいたり、
研究発表の後には、厳しい助言を頂いたりした経験が頭をよぎるような瞬間でした。
まだまだ、研究の面では目標のレベルには達していないと思っているので、
本当の卒業までは研究のレベルをあげていきたいと改めて思いました。

とにかく4年間、ご指導いただいたことには、本当に感謝です。
来年から教員になっても、ここで学んだことを生かしていきたいと思います!


木村光宏


2012年2月10日金曜日

INSET Management for Anglophone Countries in Africa (Malawi) 8th February 2012

JICA conducts a variety of technical cooperation activities in developing countries in the basic, higher and technical education sectors.  In line with this, Strengthening of Mathematics and Science in Secondary Education (SMASSE) Project in Malawi, a program between the government of Malawi and Japan through Japan International Corporation Agency organized a four weeks customized training, INSET Management for Anglophone Countries in Africa for Malawi, for eighteen participants from January 21st to February 23rd 2012. The Training took place at Chugoku international Centre, Hiroshima International Plaza, Japan. Participants for the training included School Inspectors, Headteachers and Managers from the Department of Inspectorate and Advisory Services and the Department of Secondary Education respectively. The purpose of the training was twofold:

1.      Fostering of ownership and the creation of independent, sustainable training operation mechanisms for in-service training with a focus on concepts related to the achievement of student-centered lessons as keywords for the in-service training of mathematics and science teachers.

2.      Stimulate country-driven efforts that will encourage participants to “think by themselves” in the context of needs assessment, content development and monitoring & evaluation of INSET activities.  

The contents of the training included; Educational Administration in Japan, Role and Challenge of Board of Education, attending an open Lesson Study at Ayagaoka Elementary School, Educational Administration in Japan, School Visit at Waseda Jr. high School, Teachers and Teacher Training in Japan,            ASEI-PDSI, INSET: "Achievement and Challenge"        and others which were conducted by Proffessors from the Graduate School for International Development and Cooperation, Hiroshima University.  The contents were reported to be so inspiring,  one of the participant commented,

I think we can only improve our education if we change our mind set, I take this as a beginning of the start of a new chapter in my career as an Inspector” after one of the sessions. This was in reflection to the words of one of the professors who said

“Look for not a magic stick which can solve everything but rather a way of looking at things from a different angle”

“Less is more than Much”

Management for Anglophone Countries in Africa (Malawi) participants  with Prof. Baba Takuya. 8th February, 2012.