2008年11月30日日曜日

金星と木星が接近

最近、夕暮れに南西の空を見上げると、金星と木星が並んでキラキラ光っています。
そこに、三日月まで加わり、豪華な競演。



星空を見上げ、宇宙の大きさを思い浮かべていると、いろんなものがちっぽけに見えてくることってないですか??
人も地球も、それから、研究も。(笑)

先日100歳の誕生日を迎え、今なお知の巨人であるレヴィ・ストロースのすてきな言葉に、
「人の労働や悲しみ、喜びや希望など、はかない現状の記憶を保持する意識も生き残りえず、やがて人類のわずかな証拠も地球の表面から消え去るだろう、まるでそれは最初から存在しなかったかのように」
とあります。

宇宙誕生から137億年、太陽や地球ができてから46億年、うちの親父が生まれてから多分58年くらい、
どれだけ年を重ねていっても、やがて、全部消え去っていく。
(宇宙はどうなるかまだはっきりわかっていないけれど)
相対的に、宇宙の大きさと時間の流れの中で、自分の位置を照らし出すとき、その余りの小ささと短さにいつもびっくりします。
そんなにちっぽけなんだから、そんなに急がなくても、たまにはゆっくり足を止めてのんびり空を見上げる、そんな日があってもいいですよね☆

逆にそんなにも短いからこそ休まず走り続けろ!!
という声が後ろから聞こえてきそうですけど・・・(笑)


常に自分がどこにいて、どこへ向かって歩いていくのか、その方向を見失わないように、自分の中に羅針盤をしっかり作っておかなきゃあな、と思わせてくれたレヴィ・ストロースの100周年でした。
彼はこれまでの100年の中で、何を見、何を積み上げてきたのでしょうか。
あまりに膨大ではありますが、彼がいかにスタートし、何を考え、そして今どこに向かっているのか、時間がある時に少しずつ読みあさっています。

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