ザンビアから6名の研修生が日本の数学教育を学びに来ています。私が主に携わるのは指導案作りです。今回の研修のメインテーマは「教材研究」なので、題材観や指導観などを深めることになります。
上の写真は2年生の分数の導入の指導案を考える際、研修生が日本の教科書を参考にしている姿です。
今日1時間ほど彼らの様子を観させていただきました。教科書は、リンゴを切る→いろいろな紙をおる→テープをおる、という流れになっています。多くの研修生がテープを折ることから授業を構成しました。「どうしてか」と質問してみると「テープは具体物であるから」「リンゴを切るのはあぶないから」という答えでした。日常の生活経験とつなげることが大切ということはわかっていても、実際に授業を考える場面になると生活経験には目が向かないことがわかりました。
これから一週間かけて、附属小での研究授業「6年 資料の整理―平均」にむけて指導案を完成させます。日本での研修が少しでもザンビアの数学教育に役立てられるよう応援したいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿