2008年4月16日水曜日

(続)ある教官のことば(協力隊と本質的意義)

こんにちは。
前回は中途半端で申し訳ありませんでした。

さて、前回書かせていただいた英文の正体は、
私が6年程前に青年海外協力隊に参加した時の派遣前国内訓練の修了式で、或るガーナ人教官M氏が訓練を終えた隊員へ向けた祝辞(原文)です。

前回の内田さんの日記
Actions speak louder than words
を読み、これを思い出したのでここで紹介させていただきました。内田さんは、今では研究の大
先輩ですが、青年海外協力隊の同期隊員で、この派遣前国内訓練では3ヶ月間同じ英語のクラスに所属していました(因みにIDEC修了生のT氏も同じクラスでしたが)。訓練中当時は(今も?)大分出来が悪く、まだ若く落ち着きの無かった我々は、このM教官に日々しぼられていました。まだ若かった僕らはこのM教官の厳し過ぎる指導にかなり嫌気をさしていましたが、修了式でのこのスピーチには目を覚まされた思いでした。

このスピーチには国際協力活動に対する超基本的心構えが詰め込まれていると思います。また、いわゆる発展途上国出身の教官の言葉だからこそ強い説得力を感じるのです。

今回ここで公開したように、私はこのスピーチ原稿を協力隊参加以来大切に保管しています。また、協力隊員時代は、このスピーチ原稿を現地に持ち込み、活動の糧として読んでいました。

協力隊、任国のために大したことはできませんでしたが、今考えると色々な事を考え、学んだ2年間でした。

今回久々にこれを読み返し、今の自分の国際協力観を見つめなおしたいと思います。


中和 悠

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