2007年12月31日月曜日

最高の調味料

私事ばかりですが、先日、バングラディシュの留学生が、
夕食に招待してくれました。
日本人7名、バングラディシュ人2名、モンゴル人1名、
ウズベキスタン人1名の計11名が、
ウズベキスタン人の家に集まって、
バングラディシュ料理をご馳走になりました。
スパイスと一緒に炊いたご飯はとてもおいしく、
スパイシーなカレーとよく合いました。

さて、ここで、料理をどうやって食べるのか?

という問題があります。
バングラディシュの場合、本来は手で食べるそうですが、
最近はスプーン等の食器を用いて食べることが多いそうです。
アフリカで手を使って食べる食事には慣れている私、
最初はスプーンを使っていましたが、
途中から手で食べました。

慣れていないと「手で食べる」ということに
抵抗があるかも知れませんが、
手を使うことで、驚くほど料理の味が変わります。
例えばザンビアの主食はシマといいますが、
これをスプーンや箸で食べても、
ちっともおいしくありません。

異文化を味わうために、食ほど根源的なものは他にないと思います。
様々な文化的背景を持った人々が集い、異文化の料理を共に食し、
それぞれの国の文化の話に花を咲かせる・・・

とても貴重で楽しい経験でした。


辻本 温史

2007年12月24日月曜日

日本語とスワヒリ語

って似てるんですよ。


先日、広大のタンザニア人学生M氏とこんな話で盛り上がりました。

というわけで、今日はスワヒリ語について書きたいと思います。


最初に少し解説させて頂きますと、スワヒリ語はバントゥー系言語がアラビア語の影響を受け、タンザニアのザンジバルで発祥したことばです。タンザニア、ケニアの国語である他、ウガンダ、ソマリア、ルワンダ、ブルンディ、コンゴ民主共和国(DRC)、マラウイ、ザンビア、モザンビーク、コモロ諸島などの一部で話されています。マイナー言語といえども、話者は1億人に上るとも言われ、EAC(東アフリカ共同体)のような国際会議の場でも国家元首がしばしば使用します。ローマ字読みのため、日本人にとっては比較的聞きやすく親しみ易いことばかも知れません。日本では「JAMBO」という挨拶が有名かもしれませんが、文法的に意味を成さず、実は現地人も使わないんです。


さてさて、話を戻しますが、このスワヒリ語には、日本語との間で同音異義語がたくさんあり、その相関はとってもユニークです。そのため、現地では日本語が笑いのネタにされることがあり、ある日本語を使って携帯のチェーンメールが出回ったこともありました。タンザニア人のM氏も、最近日本語を勉強し始めその関係を実感し始めたようで、日々楽しく日本語を学習しているそうです。


それではその一部を紹介したいと思います。


これらの名前の日本人はスワヒリ語圏ではブレイク必至です。

Baba=父親・成人男性 Inamoto=熱い Ishi=生きる・住む Kamata=捕まえる Kondoo=羊 Kumi10 Sakamoto=火を探せ Sato=ティラピア(淡水魚) Shingo=首 Kumasaka=??? Mto=川(単数形) Mia100 Miwa=サトウキビ(複数形) Tajiri=金持ち Takahara=??? Nakawa=私の苗字ですが、ウガンダのカンパラにNakawaという地名があります。


一方、タンザニアにはこんな名前の方がいらっしゃいます。

Kazimotoさん=直訳すると「仕事熱い」。これはfirst nameなので、子供に勤勉に育って欲しいという具合につけられるようです。

Maedaさん=キリマンジャロ州、Pare族に多い苗字

Katoさん=ヴィクトリア湖西、カゲラ州、Haya族に多い苗字

Masaruさん=ヴィクトリア湖南、ムワンザ州、Sukuma族に多い苗字


日本の地名編:

Kule=あっち Kobe=亀 Mito=川(複数形) Mie=私 Kumamoto=???


その他にも、

asali=蜂蜜 rais=大統領 shoga=??? uso=顔 sumu=毒 soko=市場 damu=血 nani=誰 baka=??? barabara=道路 panda=登る、植える mate=唾 


など他にも数え切れないほどの同音異義語があります。

とっても覚えやすいでしょう?


尚、???の意味については個別に対応させて頂きますので御気軽にお尋ね下さい。



中和 悠

2007年12月18日火曜日

Big job・・・・。

はじめまして。

馬場ゼミの長老中村です。

今回初投稿になります。


このブログは小学校のときの班日記のようですね。

遠い昔を思い出して何だかどきどきします。


閑話休題。

修士時代を含めると西条に住んでもう6年近くになりますが、

先日子供会の行事に同伴したとき、

今まで聞いたこともなかった広島弁に出会いました。


皆さん「はぶてる」って知っていますか?


例えば鬼ごっこをして捕まったときに、鬼になるのがいやでぷいっと拗ねてしまうような状況なんだそうです。家の中では一度も使っているのを聞いたことがないのですが子供たちに聞くと普通に知っていました。


この「はぶてる」も広島市在住だった元後輩や隣県山口ではちょっとニュアンスが違う感じでした。単語1つとってもその土地土地や世代によっていろんな意味がぶら下がるのでなかなか複雑ですね。


ところで、我が家は国際結婚なのですが、

英語や広島弁、お互いの母語(ロジ語と金沢弁)がごっちゃになって中村家語が

公用語となっております。一家で話し出したら部外者は結構理解に苦しむかもしれません。


たいがい子供向けの言葉が多いのですが、分かりやすいところでは、


Do nene! = go to bed = 寝なさい。

You can do okawari. = You can eat more if you like.

= (ご飯、おかずは)たくさんありますよ。


でしょうか。


それでは問題です。次の文章を訳してみましょう。


He has done a big job.


ヒント:今までの文章を読むとなんとなく見えてきます。


正解は来週火曜日、この投稿のコメント欄でお知らせいたします。

皆さんふるってコメントください。

いやぁ本当に言葉って奥が深いですね。


それでは



中村 聡

2007年12月16日日曜日

山田さん壮行会写真


先日行われた馬場研、山田さんの壮行会の写真をアップします。
山田さんは、2008年1月より、青年海外協力隊員としてザンビア共和国へ派遣され、2年間数学教師として活躍される予定です。 一同ザンビアでの健闘を祈っております!

2007年12月15日土曜日

ダッカ大学講義

今回のバングラデシュ出張中に、ダッカ大学にて公開講義を行いました。
以下簡単に報告します。

ダッカ大学教育研究所(IER)公開講義
日時:11月29日(木)13:00-14:00
参加者:IER所長(ムッタキ教授)、教員、4年生学部生、院生、長岡JICA専門家、馬場合計70名程度

テーマ:
Globalization and Quality Improvement of Primary Mathematics

発表:
世界的傾向としてFacilitatorとしての教師の役割が求められているという話の後、バングラデシュにおける授業の特徴、プロジェクトの活動を説明、その後日本の授業研究の取り組み、そして授業を見せ、最後に両者の対比からバングラデシュの抱える課題として次の三つの点を強調した。

・Thinking & Conceptual Understanding
・Visualization and Quantification
・Discussion based on research

 特に若い世代の参加者が多かったので、彼らの課題意識に語りかけるよう配慮した。全般的に非常に熱心に聴き、メモを取っていた。

質疑:
3つの質問があった。
・2部制の学校他、バングラデシュの教育条件は日本のそれとかなり異なるのではないか?
・発表の中で「教科書を教えることを越えて」という表現があったが、それはどのようにすればよいのか?
・バングラデシュの学校では機材が不足しているが、質的改善に取り組むにはどのようにすればよいのか?

(回答)
 時間が無いこともあり、三つまとめて回答した。
 質問の中にあった日本と諸々の条件が異なるというのはその通りであると思う。ただし、このような発表をザンビアや中国でも行い、類似の質問があったが、「何々が無いから何々できない」という表現は不適切だと思う。たとえば本発表の中でも指摘したが、質問を変えてやることで、授業は変わるし、そのためには機材と言うよりも、教師の意識を変える必要がある。皆さん若い世代の方々が、ぜひ積極的に取り組みバングラデシュの明日を担って行ってほしい。
 ムッタキ所長からはこの点について、補足として、問題を自分の問題
として捉えることの重要性を指摘してもらった。

補足:
 大学生は全体的に少し日本の学生に比べて年が上のように思えた。出来るだけ一般的な表現を用いた発表をしたが、それでも分からなかった学生もいたようである。限られた時間の中での発表であったために、少し早めに話をせざる得なかった。 
 所長はぜひ次回はもう少し時間を取って、初等教育の学生をターゲットに話をということであった。
 また、所長より中等教育のTQIプロジェクト課長補佐(Zaki Imam氏)に紹介された。今後、中等教育の改善について話し合いの機会を持つこととなった。

所感:
 今回の話は、モホシン講師が広島大学・馬場研究室で博士号を取り帰国、ロキア教授が広島大学客員教授を終えて帰国というタイミングに合ったもので、終始非常に和やかな雰囲気の中で行われた。講義後のロキア教授宅での晩餐会を含めて、シニア、ジュニアなスタッフとの交流が出来た。
 このような高等教育機関との人的つながりを大事にする必要性を改めて痛感した。今後、IERの若手教員を広島大学に院生として呼ぶ場合も、このような効果が大いに期待される。
 専門性に関する議論では、このような長期的視点に立って取り組む必要があるが、そのような議論をする基盤が徐々に整いつつあることを感じた。

※当講義資料は馬場研HPで御覧になれます 
http://home.hiroshima-u.ac.jp/babasemi/ → 教員の部屋 → 活動報告



馬場 卓也

2007年12月14日金曜日

帰国しました

ザンビアでのボランティア活動を終えて日本に帰国しました。
2年間でのアフリカの生活は、思ったよりも自分に馴染んでおり、逆カルチャーショックを受けている毎日です。

日本人は色白でとても小さく、痩せていると思いました。
服が、とても暗い色が多く、クリスマス用の照明で輝いている町とは対照的でした。もちろん、クリスマスの照明を見て思ったことは 

「電気勿体無い…」

東京に着いて、ビジネスホテルに行きました。
ザンビアの高級ホテルよりも綺麗で驚きです。お湯の出がいい!

コンビニエンスストアに行くと、思わず英語で「Sorry」と言いかけて頬が赤くなりました。

電車やバスが時間通りに出るし、満員にならなくても発車するので、とても変な気持ちがします。(ザンビアではバスは満員にならないと出発しません)
そしてとても乗り心地がいいのです。

・・・そんな私でも、やっと自分の居場所を見つけました。
それは馬場研究室です。

研究室に帰ると、ザンビアで一緒だった先輩が2人、そして周りを見回すと、他の院生も皆海外経験者。
少し日本語がおかしい私を温かく迎えてくれました。

徐々に、日本人としてのリズムを取り戻していこうという澁谷でした。


澁谷 渚

2007年12月12日水曜日

TOEICより大切なもの

私事ですが、最近、TOEICの勉強をしています。

先日、馬場先生と生協の食堂で一緒になったので、
その話をしたところ、語学力について考えさせられる話を聞かされました。
「ゼミでの英語を聞いてても、
うちの学生はある一定のレベルには達しているけれど、
もうひとつ上のレベルへいかなければいかんよね。」
・・・どういうことかと言いますと、馬場先生によると、

「言葉を適切に使う技術」
「その場で文脈を作る能力」

が足りないそうです。
言葉を適切に使うというのは、
議論をするとき、言いたいことに対して、
適当な言葉を選んで使うということだと思います。
また、例えば難しいことばや抽象的な概念を
より簡単な言葉で説明する能力も含まれているかと思います。
また、その場で文脈を作る能力というのは、
例え初対面の相手や自分の研究のことを全く知らない人が相手でも、
自分の言いたいことや研究について適切に相手に説明できる能力だと思います。

日本語でも難しいこれらの能力ですが、
国際協力の場面において重要な力であることはその通りだと思います。
例えTOEICのスコアで990点取ったとしても、
馬場先生の仰るような能力がついているとは言えません。
つまりTOEICの点数で満足せず、
より高い英語力を身につけるために努力しなさい、
ということなのでしょうね。

もっとも、私はまずTOEICで点数を取るところから
クリアしなければならないのですけれども。


辻本温史

2007年12月10日月曜日

プロジェクトにて

今月頭から、ガーナに来ています。
「ガーナ国現職教員研修政策実施支援計画プロジェクト」(通称、INSETプロジェクト)の一専門家として、現在、教員研修に関するマニュアル作成を主な業務として活動しています。INSETプロジェクトHP:http://project.jica.go.jp/ghana/0604654/このマニュアル作成における、現在の中心的課題は、「ハーモナイゼーション」。つまり、マニュアルで提案する教員研修のモデルを、ガーナの現行の教育行政や教育制度、そして学校現場にいかに調和させることができるか、という課題です。

ところで、先日、こちらで活躍されている日本人専門家の方とお会いしたとき、「いくら働きかけても、なかなかこの国自体が動いてくれない」と、NGOや各国援助機関の関係者が嘆いていたというお話がありました。その時、頭にパーっと思い浮かんだ疑問として、

「その働きかけは、この国の人たちに、どれだけ適したものだったのか?」
「この国の人たちが本当に求めていたものなのか?」
「単に自分たちの得意な経験を押し付けただけではないのか?」

といったものがありました。もちろん、私自身がその嘆きが発せられた場にはいず、それがどんな文脈の中で出てきたのかを充分理解していないので、こうした疑問を持つのは、失礼にあたることでしょう。

どちらかといえば、こうした疑問は、自分自身の現在の活動に対するものだったように思えます。現在作成しているマニュアルには、研修内容や実施方法、モニタリングや評価の方法など、様々な事柄を盛り込んでいます。こちらとしては、「この国に良かれ」と思って作成していることには違いありません。 ただし、その「良かれ」と思っているものが、この国の人々にとって本当に良いものであるのか?やはり、常に反省し続ける必要があると思います。

「ハーモナイゼーション」という課題は、現在作成している教員研修マニュアルが、ガーナの人々にとって、より適した、求められるものとなるために乗り越えなければならないものだと思います。期間の限られたプロジェクトで一体どれだけのことができるのかは、また別の問題ではありますが、ガーナの人たちと協力し、より良いマニュアルが作成できたらと思う今日この頃です。

P.S.
この教員研修マニュアルに興味のある方がいましたら、以下のHPからダウンロードしてみてください。ご意見など聞かせていただけるとありがたく思います。(ちなみに、プロジェクトでは、このマニュアルは「ソースブック」と呼んでいます。)
ソースブック第1版:
http://project.jica.go.jp/ghana/0604654/02/news.php?itemid=1686
ソースブック第2版:
http://project.jica.go.jp/ghana/0604654/02/news.php?itemid=2655


木根 主税

2007年12月3日月曜日

APEC国際会議など

12月9日から一週間、筑波大学CRICEDが主催する、「授業研究」についてのAPEC国際会議に参加してきます。
こんな機会に関東に行くと、馬場研やその他のIDEC修了生に会えるので、とても楽しみです。
ついでにIDECの同窓会in東京もすることにしちゃいました。
その他にも、学会や勉強会などで知り合った人々に会えるので、とても楽しみです。
かなり狭い世界なので、知り合いの知り合いはみな知り合いで、そうすると知らない人はほとんど誰もいなくなります。
人のつながりが作りやすくていいです。

ちなみに、協力隊に参加すると、日本全国からくる参加者と寝食を共にするので、協力隊帰国後は、日本各地に知り合いがいる状態になります。
沖縄から北海道まで、どこを旅行しても、友達の家に泊まれ、そこで接待され、なかなかいいものです。
海外に行っても、ばったり知り合いに会う機会が多々あります。
世界はとても広いけど、人のつながりはその世界をぎゅっと身近なものにしてくれますよね。

内田豊海

2007年11月26日月曜日

ザンビアの子供の数学力

8年生(日本の中学2年生)のクラスに1/3 と1/4 のどちらが大きいかを教えた時のことです。はじめに次のような円形のモデルを使って、「影の大きさがその分数の大きさを表します。」という風に教えると、 1/3 が1/4 より大きいことを生徒達は一旦は理解しました。


しかし、その直後、円図を消し、1/3 と1/4 の分数だけを黒板に残して

「じゃあ、1/3 と1/4 はどちらが大きい?」 と質問すると、 「1/4 !!」

とクラスの全員が即答しました。自信満々です(笑)。
そこで、もう一度さっきの円図を描いて説明しなおすのですが、混乱しつつも、やはり 1/4 の方が大きいと生徒達は答えました。理由を聞くと、「たくさんの部分に分かれてるから。」だそうです。影の大きさで比べるのだと説明するのですが…。

しかし、こういった現状は、単に生徒だけの問題ではなく、生徒たちがこれまで受けてきた授業や、教科書、教師、広くはザンビアの社会や歴史など学校外のことも関係しています。日本とザンビアの違いを知ると同時に、今日まで日本において積み上げられている教育のすごさも知りました。

有馬 祥英

2007年11月20日火曜日

近況報告

4月から神奈川県の公立中学校に勤務して7ヶ月が過ぎました。
4月当初は全く学校の雰囲気がつかめず、何もしていないのに非常に疲れる毎日でした。
1学期の後半から少しずつ学校に慣れてきましたが、まだまだです。

先ず私の勤務する学校の紹介をします。
市内には6つの中学校がありますが、私の学校は唯一荒れていない中学校だそうです。
それでも授業に出ない生徒がいるので、授業がないときには生徒を探して学校を歩き回ることも何度かありました。
日本の学校と私の住んでいたザンビアの学校。
ザンビアにいるころは日本の教育はすごいんだと確信していましたが、種類は違っても大きな問題を抱えている点では同じであると感じています。

授業ですが、私は1年生に属しているので、1年生の数学の授業を持たせてもらっています。
少人数で行っており、5クラス各18人の週3時間で行っています。
研究授業で「つまらない」といわれたり、まだまだ問題が山済みで正直気が遠くなる毎日で、自分らしい授業のスタイルを見つけることが7ヶ月たってもまだまだ出来ていません。
生徒にとって分かりやすかった授業は生徒がすごくやる気を見せるので分かりやすいです。
少しでも数学を好きになってほしいと思うのですが、まだまだこちらも試行錯誤です。

私は1年目なので、校務分掌の中ではほとんど役割はありませんが、委員会や部活動などを任されています。
特に部活動は教員の高齢化に伴い、若い教員が大所帯の部活動を任されており、私も例外ではありません。
現在部員70名のバドミントン部の顧問をしており、休日はほとんどないです。
でもこれが楽しい!
生徒指導は上手くできない、授業もイマイチの私にとっては、これが心の支えです。
毎日体育館で生徒と共に笑ったり出来るのは、本当に嬉しいことだと実感しています。

これからもっと授業を磨き、来年は担任を持たせてもらえるように頑張りたいです。
毎日のように教頭先生には怒鳴られるし、生徒にはココロを抉られるようなことを言われて落ち込むこともあります。
でも理由は良く分からないけど、教師になれてよかったなとしみじみ思う毎日です。

石田真実

2007年11月19日月曜日

これは何でしょう?


突然、トイレの画像ですみません。
これは、IDEC(国際協力研究科)7階の男子トイレです。
どこにでもあるごく普通のトイレでですが、
よく見ると、日本のトイレには普通ないものが置いてあります。
見難くて恐縮ですが、便座の右上、
トイレットペーパーの隣に立っているのは、
水の入ったペットボトルです。

猫よけ?

いやいや、ここは7階です。
なぜ、ここにペットボトルが置いてあるかピンと来た方は、
きっと異文化経験が豊富な方でしょう。

実は、これトイレで用を足した後、
お尻を洗うために使う水です。
イスラム世界ではトイレで紙を使わないそうです。
私自身は一度ごく短い期間ですがタンザニアを旅行したことがありますが、
トイレには必ず蛇口がありました。
実際に試したことはありませんけれどもね。

何とも、所属学生のうち約半数が留学生であるIDECらしい光景です。

尚、最上階にはムスリムの学生のための簡易礼拝所もあるそうです。


辻本温史

2007年11月12日月曜日

Stages of solving mathematical problem

Nowadays, I am translating an article about the system of mathematical problem-exercise into English. In order to be aware what I am doing; first, I needed to understand the mathematical problem solving stages or strategies which is proposed by George Polya. Let me introduce this strategy to you little bit. In order to solve a mathematical “tough” problem, ask yourself these 4 questions:

1. What do I know?

  • List the facts or information given in the problem.
  • Underline or circle any key words, such as factor, multiple, area, or perimeter.
  • Watch out for mixed units!
  • Express the facts in math symbols, if you can.

2. What do I want?

  • Describe the goal, what the problem is asking you to find.
  • Underline or circle any key words, such as sum, product, next, or not. (Small words are easy to miss!)
  • Express the goal in math symbols, if you can.

3. What can I do?

  • Combine the given facts. Can you get closer to the goal?
  • Try a tool from your Problem Solving Tool Box.
  • Do one little step at a time.

4. Does it make sense?

  • When you get an answer, always look back at the original problem one more time.
  • Does your answer make sense?
  • Do you have the correct units (inches, cm2, kg, etc.)?
  • Can you think of a way to confirm that your answer is right?

Problem solving tool box

  • Draw a diagram or picture.
  • Act the problem out, step by step.
  • Make a systematic list, chart, or table.
  • Look for a pattern.
  • Simplify the problem.
    (Try it with smaller numbers.)
  • Restate the problem in another way, or look for a related problem.
  • Think about “Before” and “After” situations.
  • Work backwards.
  • Guess and check.

Purevdorj Oyunaa (from Mongolia)

2007年11月9日金曜日

ザンビア・プログラム-実践と理論の融合を夢見る実験室

(馬場)にとって記念すべき第一回は、ザンビア・プログラム(正式名称IDEC-JICA連携事業)について書きたいと思います。

この青年海外協力隊と大学院の双方を一気に行ってしまうという画期的なプログラムは2002年に始まりました。私自身は、立ち上げが終わってそれが軌道に乗り始めたころから、院生の指導の点より関わり始めました。このプログラムの潜在性については非常に大きな期待をしています。


話は飛ぶのですが、私自身が青年海外協力隊隊員としてフィリピンに派遣されたのは四半世紀ほど前の1984年のことです。当時は未だマルコス氏が大統領だった頃で、熱く蒸せるあの頃のマニラの空気が懐かしく思い出されます。ご存知の方も多いと思いますが、その後Peoples’ powerと呼ばれる無血革命が起こり、結局マルコス氏が追い出されて、アキノ氏が大統領に就任しました。その前後の変化は、体感したものにしか分からない気がします。


さて話を元に戻すと、この連携プログラムは、今年度、これまでの取り組みの集大成として二つの新しい取り組みを行いました。一つは、「ザンビアの教育」という冊子の出版です。その冊子には、学生たちがこれまで収集、分析してきた情報が、文章としてまとめられています。それだけのこととも言えますが、それが生み出した情報は、協力隊活動の新たな地平を生み出すことになったと思います。今一つは、ザンビア大学との共同ワークショップです。ザンビア大学の教員や院生100名ほどを前にした堂々たる発表は、自分の指導学生ながらまばゆいものを感じました。これらの取り組みには、まさにこのプログラムが最初に構想した「実践と理論の融合」の第一歩と言えるでしょう。


国際協力は、異文化の中で育ってきた者同士が出会うことから始まります。その出会いと協力の底流には、共感が必要であると思います。この共感には、頭だけではなく上述のような経験そして体感することが重要な鍵を握ります。単に自分のしてきたことを熱く語るのみならず、単に教科書で読んだことを知ったかぶりに語るでもなく、異なる背景を持つ相手の考えに共感しながら、開発問題、もう少し大きく言えば、私たちの社会の抱える地球規模の課題を冷静に見つめることです。これはJICAの言う現場主義を踏まえて、さらにそこから歩を進めようとする超・現場主義といえると思います。


今回の取り組みは、そのような超・現場主義の一つの例と捉えることもできるのではないかと考えます。ようやく次の目標が見えてきた気がします。この感覚は坂道を上りつめて、その先が見えるようになってきた感覚に似ています。



さて、まだまだ続くこの実験。一体、次は何が起きるのか、楽しみです。


馬場 卓也

2007年11月5日月曜日

IDEC Festival 〜シマ屋台〜

今まで10年ほどの国際協力研究科の歴史の中、大学祭には参加していなかった模様ですが、今年は初めて参加することになりました。「IDEC Festival」ということで、大学祭のメイン会場である総合科学部ではなく、IDEC前の広場で出店や歌やダンス、写真展に至るまで全てのイベントをやっちゃおう、という、こじんまりしているくせにちょっと大掛かりな企画です。

私たち馬場研は、現在研究室に9名の学生がおり、そのうちモンゴルのオユーナさんを除いてすべてアフリカ東部(6名ザンビア、1名ケニア、1名タンザニア)での2年以上の生活と理数科教師の経験を持っているという、かなり異色の研究室になります。どちらの国でも主食はウガリやシマと言われているもので、とうもろこしの粉を練り上げたものになります。それを手でにぎってくぼみを作り、おかずをいっしょにつまんで食べます。そんなわけで、ぜひ馬場研でアフリカ料理の屋台を!という話があり、シマの屋台を出すことになりました。

今回、私たちのために強力な助っ人が登場してくれました!中村さんの奥様とお子さん3人です。中村さんの奥様は大人数向けの料理は初めてでどうしようと言いながらも予めご自宅で試作をして下さったりしました。前日の土曜日から試作などの準備を手伝ってくれたのは、修了も近く論文などで忙しい辻本さん、そして10月に入ったばかりなのにいろんなゼミの仕事を積極的に引き受けてくれている中和さん。前日はお昼ごろから夕方6時過ぎまでずっと準備をしていました。大量の食材を切ったり、ムードメーカーのお子さんと一緒に遊んだり。。
メニューはシマとそのおかずとしてビーフシチュー、そしてキャベツの炒め煮です。ビーフ3kg、キャベツ4個と、かなりの量になりました。シマはアメ横のカワチヤさんからガーナ産の白いcorn mealを調達。試作を食べた私たちはというと・・・もう、大感動でした!!

corn mealはどちらかというとザンビアのローラーミールという、少し廉価で学校給食に出てくるようなものでしたが、まぁそれなりの雰囲気を味わうには十分なものでした。感動的だったのは、ビーフシチューやキャベツが私たちがザンビアで食べて以来ずっとずっと食べたくて、でも日本では出せない味だとあきらめていた、近所で食べさせてもらっていたそのものの味だったことです! 中和さんと辻本さんと3人で、「うっわー!」「やべー!」「うまー!!」を繰り返していました。

当日の11月4日(日)がやってきました。とは言え、私たちは不安でいっぱいでした。今でこそ、シマの味が懐かしくて大好きで仕方のない私たちですが、ザンビアに行きたてのころは、油を大量に使うシマのおかずや、シマ自身の独特の匂いなどに慣れず、苦労した記憶もあります。各国から来る留学生や日本人の来場者がシマを買ってくれるか、果たして完売するのか。また、大量のシマを本当にこねられるのか。

当日は朝早くから、やはり修論で忙しい有馬さんも加わり、私たちの屋台はスタートしました。お肉やコンソメなどは、池田研のマレーシアからの留学生がHALALのものを用意してくれたので、イスラム教の留学生も十分楽しめるはずです。

最初は不安な中でスタートした屋台も、看板娘の中村さんのお嬢さんに助けられ、また有馬さんはシマの宣伝をしお客さんを獲得する、営業力という隠れた才能を遺憾なく発揮し、前日からのメンバーの中和さん、辻本さんも含めがんばった結果、4つの屋台の中で一番乗りで完売することができました。特に、アフリカ体験者には本当に懐かしい味となり、またはじめて恐る恐るシマを食べる人にとっても「和菓子でこういう味あるよね?(落雁のことでしょうか)」とか、「ふぅん」とか、まぁいろんな感想を持って食べてくれたようです。特にキャベツとビーフシチューは大人気でした。私たちが楽しんでいたシマを皆さんにも楽しんでいただけたことは、我々メンバーにとってもとてもうれしい体験でした。馬場研の隠れメンバーである、研究員の加藤さん作成のザンビアプロジェクト紹介パネルも学部生などが興味を持って見ていました。そして、辻本さんの関西パワーで多くの人がザンビアプロジェクトのチラシをもらって帰っていきました。

また、プログラムではパフォーマンスがあったのですが、辻本さんと私はザンビアの歌を披露したのですが、その時には中村家の末っ子と奥様がダンスに参加してくれたり、ザンビア式の掛け声「(高い声で)オ〜ヨヨヨヨヨヨヨヨ」を入れて盛り上げてくれたりと、楽しいイベントになりました。その他の留学生やそのご家族による、バングラやウズベキスタン、スリランカなどのダンスや歌でも本当に授業とは違う一面を見ることができ、イベントは大成功のうちに終わりました。
今回の屋台は、中村さんの奥さんと、最初から最後までお店番をしてくれた看板娘の中村さんのお嬢さんの助けなくしては成功できませんでした。中村さんの奥様には、「みんなで協力して完売して成功して、本当によかった!」と言っていただき、貴重な土日を頂いたにもかかわらず、本当にこちらとしても感謝でした。
その他のメンバーであるオユーナさんは、モンゴルの移動式住居、ゲルの中でモンゴルの紹介を担当し、離れた場所にいる写真展担当の平川研究室Sさんのところに馬のミルクなどを運んでくれるという、細かな気配りも忘れませんでした。木根さんはガーナから帰ってこられたばかりなので、御実家にお元気な顔を出されていました。また内田さんは広島市内で行われた別イベントのIDECブースで新しい仲間を探すべく宣伝をがんばっていたそうです。中村さんはバングラプロジェクトの仕事で日本を離れていますが、奥様とお嬢さんを励ますべく準備中に電話をくださいました。馬場先生は学会に参加されていました。11月4日は国際協力の日ですが、馬場研メンバーは各所でそれぞれ頑張っていたようです。

山田 恭子

2007年10月29日月曜日

習熟度別クラス編成

 先週の火曜日は、先日西藤小学校にて参観した授業の、ビデオ鑑賞会を行いました。4年生の面積を求める授業です。少人数制で、ばっちりコースとチャレンジコースに別れての授業でした。

 直接授業とは関係ないのですが、習熟度別のクラス編成について、少し考えさせられました。モンゴルでは、かつて習熟度別クラス編成の時期があり、その結果、下の方のクラスが伸び悩み、今では、「同じクラスにした方が、学力の低い子でもそれなりに伸びて行く」というスタンスが取られているそうです。

 私自身は、習熟度別クラス編成賛成派ですが、それも確かに一理あると思いました。ただ、一斉授業だと、授業の進め方が難しいんですよね。できる子が高度な質問をした時に、どの程度、できない子にもわかるように説明をするかというのは、教師なら誰でも直面する問題だと思います。学力の高い子には紹介してあげたい事例であっても、学力の低い子だと混乱するのが目に見えていたりしますし。逆に、できない子が勇気を持って皆の前で質問をしてくれた時も、どの程度、他の子供たちの時間を奪ってよいものか、悩みます。皆のためにもなるようなやり取りであれば構わないのですが、明らかに平均的学力の子供が既に常識的に理解しているような内容であれば、その授業とは別に指導時間を取るべきです。ですが、折角頑張って質問してくれているわけですから、プライドを傷つけないように、やる気を萎えさせないように配慮しなければなりませんよね。習熟度別クラス編成にしなくても、T.T.でかなり補完できると思いますが、私は習熟度別クラスが好きです。習熟度別の方が、「自分のための授業」と感じてくれる生徒が多いと思うのです。自分のための授業だったら、手抜きもできないでしょうし、むしろ楽しみながら学習できると思います。できる子は、できない子に遠慮しなくていいし、できない子は、できる子に遠慮しなくていいのですから。

 前に勤めていた学校の同僚は、「習熟度別にすると、下の方のクラスは、具合のいいアイデアが生徒たちから出てこねぇんだよ」と言ってました。その状況も十分想像できます。学力の高い子の考えからヒントを得たりして行くうちに、できない子もなんとなく伸びて行くというところでしょうか。実際にどちらがいいのかは全くわかりません。難しい問題ですね。

 …と、まあ、「今後このブログは真面目なことを優先して書いていく」というルールができたので、頑張って真面目な内容を書いてみました。ってか、ちょっと疲れました。。水曜日にはIDEC-JICA勉強会がありましたが、それについては割愛させて頂きます。


松永 彩

2007年10月12日金曜日

復活


ザンビアから帰ってきたら、枯れてた観葉植物、水をあげつづけてたら、緑の葉っぱが出てきました!!
枯れても復活するこの生命力は、すごいですよねえ!?

内田豊海

2007年10月9日火曜日

最後の日記

みなさまご無沙汰しております。
9月で卒業した小坂が最後の研究室日記を書いています。

とにかく、馬場研究室の二年間は長くつらいものでしたが終わってみればとても充実した二年間でした。

馬場研究室の素敵なところは学生どうしが互いに学び合おうという雰囲気があることです。
私は特にドクターの皆さんにお世話になりいつも真面目な話をさせてもらっていました。

やーとにかくよかった。

けれども、やはり学生というのは時間などにさほど縛られることがなかったので、東京で満員電車で職場に通っている今から当時を振り返ると、ちょっとお気楽でよかったな〜と懐かしく思っています。

ジュニア専門員で今東京の新宿で働いていますが、同じフロアーに今年ジュニア専門員となった菊池さん、同期に文化の三宅さんがいるのでとっても慣れないですがうつ病にまではなりそうにないです。

こうやってIDEC卒業生と一緒に働けることとてもうれしいです。

ではでは

みなさま
お元気で

小坂法美

2007年10月1日月曜日

帰国

2年と4ヶ月の任期を終え、
ザンビアから8月に帰国しました。
帰国から2ヶ月が経とうとしているのに、
未だに日本での生活は不思議な感じがしています。

蛇口を捻れば、いつでも好きなだけお湯を使うことができ、
電気は空気のようにそこにあり、
パソコンを開けば高速なインターネット環境。
至る所に空を覆わんばかりのビルが建ち並び、
幹線道路沿いはどこへ行っても誰かが住んでいる・・・

とても便利だと思う反面、
便利であることはそんなに大切なことなのかな、
と思ってしまいます。

・・・しかし、今や自分は4ヶ月後に修士論文の提出を控えた
日本の大学院生。
早く日本の生活感覚を取り戻すよう努力します。

辻本温史

2007年9月18日火曜日

帰ってきたら


ザンビアから帰ってきたら、研究室の机の上に置いていた花が枯れてました。。。
もともとはこんな花だった↓
http://babalab.blogspot.com/2007/05/blog-post.html

研究室にいない間、水をやっておいてねと頼んでおいたのに、放置されていた模様。

でもまあ、3年前にザンビアから帰ってきた時も同じように枯れてたので、きっと今回も何とかなるはず。
しっかり復活させます!

内田豊海

2007年9月15日土曜日

ケニア『中等理数科教育実技(数学)』

このタイトル、
(なんじゃらほい?)
と思われる方もいるかも知れませんが、要は研修の名前です。
…何の研修かって?
ざっくり言うと、遠路はるばるケニアから、
然るべき人たちが、ここ広島大学に数学教育を学びに来る、というものです。

期間は2ヶ月間。
8月から10月にかけてです。

おっ。よく気付きましたね!?
そうです。現在進行中なのです。

「…だから何?」
なんて、冷たいこと言わないで下さいね。
今、私はその研修の裏方をやっているんです。

今年の研修員は2名、ムゴさんとオペレさんです。
そろそろ、ケニア食が恋しくなってきた模様です。
(ウガリ[ケニア食の1つ]パーティーとか、してあげたいな。)
という思いはあるんですよ。思いは、ね。
私のクローンがいたら、きっとやってくれてると思います。

まあ、その話は横に置いておきましょう。
それよりも、重大発表があります。

この研修、すごいですよ!
私が言うのも変かも知れないけど、物凄くいい研修です。

「それだけかい!?」って?
それだけですよ。
紙面の都合上、どこがどう凄いのかまで書けなくて残念ですが、
それだけでも私の感動が少しは伝わるのではないかと思って、書いてみました。
ムゴさんとオペレさんは、きっと、多かれ少なかれ、
ここで学んだことをケニアの数学教育に反映してくれる筈です!

松永彩

2007年8月12日日曜日

Workshop at University of Zambia



今ザンビアに来ています。
かなり涼しくて、真夏の日本から避暑に来ているよう。
久しぶりのザンビアを満喫中です。

さて、8月7日、8日と二日間にわたり、ザンビア大学でワークショップを開催しました。
内容は、主に研究発表。
初日は現在ザンビアで活動しているザンビアプログラム参加者4名が研究発表を行い、二日目はザンビア大学のNkhata先生と僕の共同研究発表、そして馬場先生による講演で締めくくられました。
その後、ザンビア大学の先生方と、広島大学、さらにJICAの調整員を交えて、今後のアクションプランについて話し合いました。

はじめてのザンビア大学でのワークショップ、どれだけ参加者が来るか不安でしたが、開けてみたらびっくり!
150名近い人が集まってくれました。
ザンビア大学の先生や学生だけでなく、ザンビアの教育省やカリキュラムセンター、エグザミネーション・カウンセル、地方教育当局の関係者、さらには学校の校長先生たちも参加してくれたのです。

そのため、ディスカッションも、さまざまな視点からなされ、とても有意義で充実した二日間になりました。
どんな立場や年齢でも、他の人と対等に話し合うことができ、ザンビア文化の温かさに触れることができました。

残り滞在期間も1週間を切りましたが、最後までザンビアを堪能して帰ります!

内田豊海

2007年7月17日火曜日

台風一過

沖縄で信号機まで壊した台風4号、

その到来を、密かに楽しみにしていたのに、
あっさり通り過ぎて行ってしまいました。
そろそろ前期が終わるので、
レポートやら何やら、ちょっと大変。
でも、海の日のお陰で、ゆっくり休養できました。
『夏休み』、なんて素敵な響きでしょう。
二ヶ月もあるなんて!!
童心に返ります。
ん?そういう時にこそ、差が出るって?!
あぅぅ…耳が痛いです。
きっとあっという間に二ヶ月過ぎちゃうんだろうなぁ~。
くわばら、くわばら。
松永 彩

2007年7月2日月曜日

学会

とうとう!6月30日比較教育学会で発表しました。
人生初のアカデミックな活動を成し遂げました。

いい思い出を持って晴れて卒業していきます。
さようなら。

もう一つ。国際協力ガイドのstudent's voiceに私が選ばれました。
最後の一文で、ゼミ生のまじめな姿勢と書いていますが、はっきり言えば私が一番まじめです。

小坂法美


//////////以下記事(Sutudent's Voice 国際協力ガイド)///////////
JOCV(青年海外協力隊)小学校教諭としての活動を機に、教育とは何か?国際教育協力でできることは何か?
現在の国際教育協力でよいのか?といった疑問が生まれました。
その点をじっくり考えるためにIDECに入学しました。
IDECは学ぶための四つの優れた環境があります。
一つ目は、国際開発の実践者として活躍されている教授陣が充実しており、現実に即した指導をしていただけることです。
二つ目は、IDECには教育だけではなく文化、政治経済、平和構築など様々な国際開発の分野があり、選択コースにかかわらず他の授業を履修することができるので一つの分野に特化せず、広い知識を得ることができます。
三つ目はインターンシップやザンビアプログラムなど実践と理論を融合できるプログラムが用意されていることです。
私はインターンシップを利用してバングラデシュで活動することで、国際教育協力の実際を学ぶことができました。
四つ目は多くの国の留学生を受け入れているため、さまざまな文化背景を持つ人々と意見交換をすることで視野を広げることができると共に、授業も英語がほとんどであるため英語でのディスカッション能力を国内にいながら向上させることができます。

現在私は、ニカラグアの教師についての研究を行っています。
はじめは研究をすることに慣れなく、辛かったのですが、ゼミの学生の真面目に取り組む姿指導教官の熱心な指導により、一つのことを追求することの楽しさに気が付きはじめています。
IDECでの2年間で国際教育協力の専門家として活動していくための素地ができつつあると感じています。

2007年6月30日土曜日

Gakkai

Today I want to talk about the impression about Gakkai which held in Hiroshima University on last Sunday and visiting in HPEC.
Firstly, I would like to thank sensei for encouraging me very much.
His advice and thinking are very logical and creative.

The presenting my paper in gakkai was not easy task for me.
Before the my turn, I felt very nervious.
But exactly the beginning of my presentation I did not feel that much nervious.
Perhaps, because of not many audiences.
Anyway, it was a big opportunity for me to present in such gakkai.

Next impression is about visiting the HPEC in Hachihonmatsu.
I am really impressed the teachers' in-service training system of Japan.
Although there are some factors which influence the teachers' development, I would like to say, Japanese teachers should be good for professional development.
They have big chance to develop themselves by so much support provided by Japanese Government.
May be some of them would say reasons which influence to improve their quality. Nevertheless, at least, they have an opportunity to attend the compulsory training in the HPEC.
Perhaps, I observed the HPEC by "big eyes".
But, I think, it is a good chance for teachers to build the foundation of their career.

Oyunaa

2007年6月15日金曜日

梅雨入り

6月も中旬になってやっと広島も梅雨入り。
雨が降り始めました。
と思ったらやみました。

仕事や研究って不思議なもので、その日の天気によって、能率がかなり違います。
天気というか、気分に左右されるんでしょうね。
快晴の日は、さあやるぞ!!って気になりますよねえ??
天気が良すぎると、研究室に閉じこもっているのがもったいなくって、外に飛び出していきたくてたまらなくなりますが・・・。

そして、今日は気分がのらないので、全然やる気が起こりません。
だから全くはかどらない!
困ったもんだ。。。

どんな時も、良い気分で仕事ができる方法ってないのかなあ??


内田豊海

2007年5月29日火曜日

Hi

Yesterday I `discovered` , if I have any comment I can send it to lab`s site.
Very funny.
Because I have already studied in this Lab for 7 months.
Unfortunatey, I knew it just yesterday. Anyway.

Yesteray, my computer was changed by a more `ability` computer. I am very happy.
Thank you very much sensei.

Ganbarimasu

Oyunaa

2007年5月24日木曜日

不思議な出会い

先日、馬場先生の若い頃の写真を拝見させて頂きました。

言われてみれば確かに面影があるのですが、
雰囲気というか、身に纏っているオーラというか、
何かが違う!!

なんだろう?
動きがあるんです。
写真なのに、動きを感じるんです。
今の落ち着き払った様子とは違って、やんちゃな感じ。

自分より年下の青年がそこにいました。
印象が、先生とは全く別人です。

馬場青年が将来、馬場先生になるわけです。
馬場Jr.の方が、馬場青年よりも馬場先生に似てるのは、気のせいかな。
けど、馬場Jr.は馬場Jr.で、これからまた変貌を遂げていくのでしょうね。

人生ってダイナミックですね。

松永 彩

2007年5月19日土曜日

before after

先月2 年ぶりに日本に帰ってきました。
アフリカに行く前の自分と今の自分を比べてみると、
その変化が意外と多いことに驚きました。
目に見えるものもあるし、見えないものもあります。

例えば、本が好きになったこと。
2年前は本屋なんかアナログで陰気なところぐらいにしか思ってなかったのですが、
最近では深夜のブックオフなどに心魅かれてしまっています。

ザンビアのスローライフでの長い余暇もまた、
協力隊生活の一面かと。


有馬 祥英

2007年5月9日水曜日

ザンビアより


ザンビアからこんばんは!
初投稿の現在M2の澁谷なぎさです。
私は今ザンビア在住1年半です。
ボランティアの任期も残り半年となってしまいました。
赴任したての頃は何もわからなくて、同じ研究室の先輩で同任地の辻本さんによく色々と教えてもらっていました。
今は随分とザンビアで生活するということにも慣れて快適に生活を送っています。

さて、日本で5月初旬はGWですが、ザンビアでは2007年度第2学期が始まりました。
(ちなみに1学期は1月から始まります。)
今週の月曜日は、初日でした。
私は朝5時に早起きして、登校時間6時45分よりも前に学校に着きました。
内心は子供達に早く会える!とウキウキしていました、が、学校に着いてみて「やっぱり・・・」
生徒がたったの2人しか来ていない・・・
これって、いつもの事なんです。
子供達は1ヶ月の休み期間中、離れて暮らしている家族や親戚の家に行く子も少なくなく、また休み中に働いている子供達もおり、学校が始まっても最初の1週間はなかなか学校に来ません。
今まで4度これを経験しても、毎度の如く「今日は皆来てるかも!」という期待を捨てきれず、そしてガッカリするという繰り返しです。

授業もなかなか行われませんが、ここは日本から来たパンクチュアルジャパニーズとして、今学期は初日から簡単な授業と復習を行いました。
初日はかき集めて7人、でも2日目の今日は生徒は18人ほど集まりました。
明日はもっと来ますように、と願いながら床につきます。
おやすみなさい!

澁谷 渚

2007年5月6日日曜日

勉強会

今日は広島市にある広島大学千田キャンパスで平林先生を囲んでの数学教育の勉強会があり、馬場研もいつも通り参戦しました。
平林先生は、日本で初めて数学教育の学位をとられた先生で、数学教育学の第一人者です。

さて、その勉強会で、私、小坂は張り切って発表しました。馬場研からはドクターコースの中村さんも発表しました。
私の発表は数学教育に関係がありません。だから皆さんがどんな反応をするのかに興味を持っていました。
暖かい意見、厳しい意見さまざま頂、貴重な経験をすることができました。

発表をするのは、やはり批判などされるので怖いけれど、そういう批判をもらうことでもう一度考えるきっかけになるので、発表を積極的にすることは自分にとっていいことだと思っています。
次は比較教育学会での発表です。それまでに何とか論文がまとまるよう頑張るぞ!

小坂法美

2007年5月3日木曜日


2年半前、ザンビアから帰ってきたら、研究室に枯れた植木鉢があったので、それに水をかけました。
そしたら、なんと、きれいな草が生えてきました。
そして、2年半後、ついに花が咲きました!!
びっくり!!!!
一度、完全に枯れたのに、植物の生命力の強さをしみじみと教えてくれ、人生枯れてもまたやりなおせる!って感じさせてくれます。
でもこれ、なんて名前の花なんだろう??

内田豊海

2007年4月19日木曜日

入学してから2週間

寒い!とにかく寒いです!!4月なのに…。
異常気象、怖い!

さて、IDECに来て、約2週間が経ちました。
毎日毎日、あの手続き、この手続き。
そろそろ終わってもいいんじゃないかなぁ。
早く駐車場の許可証欲しいな。

大分生活に慣れては来たけど、
まだ何だかんだと足りてない物とかがあって、不便です。
包丁を入手したのも、実は2〜3日前。
それまでは、千切れる物とか、とにかく切る必要のない物しか食べられなかったのですが、ようやく人参が食べられるようになりました。

研究室の人たちにも慣れて来ました。
だけどまだ正体は知りません。
だから、油断は禁物なのかも。。

松永 彩

2007年4月9日月曜日

HANAMI
















7th April 2007, it was the day of Hanami in Kagamiyama koen.
For couple of days senseis are discussing about the date and I was a bit curious for that.
Although it is second time for me but I could not help refraining me to participate there.
At last, Saturday was fixed with little anxiety regarding the weather.
Weather forecasting was about the day long cloud on Saturday, 7th April.



Anyway we did it.
We, the students along with some teachers (of course, with their initiation and all out cooperation) of Education Division of IDEC of Hiroshima University; gathered Kagamiyama koen at about 11 a.m.
By the way, before that we have to buy foods and drinks. Some of the students and teacher cooked their country food and brought to take together.
With the participation of students from various countries like Bangladesh, Cambodia, Laos, Mongolia, Ghana and of course Japan the ceremony gets real international flavor.



Party starts with self introduction and goes on with tidbits; kidding and having various foods and drinks.
And also watch the fall of pink and white purples of Cherry-blossom.
An important part of this party was to take photographs.
Although there was an official group photo session demo amateur but hobbyist photographers took lots of picture even Inu toe Isshoni.
Yes, some visitors were doing sampo with their pets and we have lots of fun with the pets also.
As time passed on, sun also bent to west for set and it was getting little chill that was the signal for end of the party.
So we again started to wrap up and cleared the gomi. At about 4 by the announcement of mentor Uchida we had to end the party.
Nonetheless, that was not the actual ending of the enjoyment.
We climbed up the mountain to see the relics of ancient emperor of this locality and watch the mountain view of Higashihiroshima.
It was lots of fun and never forgetting enjoyment for me because it is second time Hanami may be last time as well

By Hannan (from Bangladesh)

2007年4月6日金曜日

記念すべき第一号

本日2007年4月6日から馬場研究室では研究室日記を書くことにしました。
調子が良ければ毎週誰かが日記をかき、後から振り返って
「あ〜〜このときはこんなことをしていたんだな〜。こんなことを感じていたんだな〜」
と知ることで、私たちの成長過程を追うことができればと思います。

さて、先日二人の新入生が馬場研究室に入ってきました。
松永さんと山田さんです。
松永さんはケニアの、山田さんはザンビアの元青年海外協力隊員です。
これで馬場研究室の日本人全員現隊員または元隊員になりました。

これからお二人が入ったことでもっともっと楽しく明るくにぎやかな研究室になることでしょう。

小坂法美