2014年9月15日月曜日

震災からの復興をみる


震災から3年半,はじめて被災地を訪れました.

群馬から東北自動車道で宮城県入りし,石巻,女川,牡鹿半島をめぐり,そして福島県飯舘村,南相馬市,浪江町と南下しました.

津波の傷あとは,今でも生々しい・・.そこに住んでいた人々の生活の声が聞こえてくるようです.写真右下のタイルはかつて玄関だったのでしょう.このような光景は今もなお散在しています.

更に筆舌に尽くしがたいのが福島の原発の被災状況です.人々の活動を失った村や町は恐ろしいほどに静かで,無機質的でただただ時の流れだけを感じさせるのみでした.特に除染作業の労働者以外誰もいない飯館村の居住制限区域では,家々のカーテンは閉められ,野菜がつくられたであろうビニールハウスの中は雑草が生い茂り,牛舎は閑散,田畑には除染により集められた黒いビニール俵が並べられていました.

我々日本人は本当に大変なことをしてしまったと実感しています.
あと何年かかるのだろう・・・,あのころに戻るには.