2008年8月28日木曜日

シンポジウムその後

皆様こんにちは。
IDEC-JOCVザンビアプログラム派遣中の山田です。


ザンビアでは8月19日にムワナワサ大統領がご逝去されました。ザンビア共和国始まってから3代目の大統領になりますが、他のお二人はお元気なので、国として初めてで最大の要人を亡くしたことになります。国として、対応法のマニュアルなんてあるわけもありません。

7月初頭にご逝去の誤報が出てしまったので、市民のみなさまは1回予行演習ができていた模様です。今のところ、表立った混乱はありません。隊員ドミトリーの警備員に「残念なことで」とお悔やみを申し上げると、「ちょっと待って、僕泣く準備するからね」と、おもむろにくしゃくしゃのハンカチを引っ張り出すのです。

さて、2学期が7月末で終わり、8月は夏休みでした。

とはいっても、南半球のここザンビアでは寒い夏休みです。
夏休みに入り、テストの採点もそこそこに首都ルサカに上京し、シンポジウムの準備をしていました。馬場先生がいらっしゃる前に発表の相談にのってくださったのが澁谷さん。私はもう無理~とか一生終わらない~とか泣き言をたくさんいって、かなーりやっかいだったと思います。そんな私に、澁谷さんは根気強く原稿直しと練習につきあってくださいました。おかげさまで発表は練習に比べてちゃんとできました!(馬場先生は別格として)師匠と呼ばせてください☆


シンポジウムが行われたザンビア大学(UNZA)はストライキのため学生は原則的に立ち入りを許されておらず、UNZAの先生の割合が多くなりましたが、当日はJOCVの仲間たちも駆けつけてくださり、また私の所属する中央州の教育関係者も参加され、すべてがきちんと進行しまし!これはすべての準備と根回しを完璧にした澁谷さんの結果です。研究室の皆様、労をねぎらうためにコーヒーでも淹れてあげてください。

澁谷さんの話が出たのでさらにエピソードを。今回一緒に行かれた、ザンビア初めてのS先生も、澁谷さんの優秀な秘書っぷりに舌を巻いておられました。タクシーの手配、お買い物のエスコート、カムワラでのガード役、アポの調整からさらに細かなことまで。。 
私も特に組織での経験がないとおっしゃっていたことが驚きでしたが、本当に細かいところの抜けももれもなく、優秀でした。こんな秘書さんについていただいて、たとえば引越し前にやることをマネジメントしていただきたいものです。(澁谷さんに買収されてないですよー 念のため。)

シンポジウムに配属先の上司を誘ったら、わざわざ自費で来てくれました。いつも日当や食事代ばかり気にするザンビア人ですが、彼女は別で、「勉強になるはずだしあなたの晴れ舞台だから必ず行く」って言ってくれた約束をちゃんと果たしてくれました。そんな同僚がいることがちょっと誇らしげです。

今日久しぶりに任地に帰り、その上司に会いました。彼女は郡の教育資料センターの人と、郡の副教育長にわざわざ原稿をコピーして、私の話した内容をフィードバックしてくれたそうです。そして、すべての学校に配るべきだと言っているそうです。

私の最初持ったシンポジウムのイメージは、数学教育学および理科教育学に関する話を学術的な視点で論じるというものだったのですが、実際は州の教育関係者や国の統一試験機関などの発表もあり、そして現場の先生も考えるところもあったようで、国の教育をみんなで大事に思って、それぞれの立場から取り組んでいるのが見えました。

個人的には、シンポジウムに向けてつきつめて考えたおかげで、研究の壁を1つ越えました。そして、馬場先生が相談に乗ってくださって、これからの研究計画が見えてきました。
馬場先生、澁谷さん、ありがとうございました。ルサカクラブのペッパーステーキを食べに、懲りずにザンビアにいらしてくださいね。ご来ザが無駄にならないようにがんばりまーす!!


山田 恭子

2008年8月22日金曜日

キッチンパーティー

ザンビアにもうじき行かれる島本さん、木村さん、お元気ですか?

ザンビアは次第に暖かくなってきて、最高です。今日も天気がよい!

前にホストファミリーをしてくれていたホストマザーに誘われ、キッチンパーティーに行ってきました。


キッチンパーティーとは、花嫁が結婚式を挙げる前(半年前、数ヶ月前、1週間前と色々)に行われる女性だけが参加できるパーティーです。

そこでは、参加者は食事や飲み物で花嫁側(主催者)から歓迎されます。代わりに、台所用品を持っていきます。

参加者からの台所用品は、一箇所に集められ、一つずつ、前に座っている花嫁に届けられ、一つずつ、使い方を現地語で説明されます。


たとえ、塩コショウを入れる入れ物やお皿という、誰が見ても使い方は明らかなものでも、伝統に習い、一つずつ用法の説明がなされます。

それが終わるとダンスです。

今回は、西のロジ族のパーティーだったので、ロジのダンスを皆で踊りました。肩を揺らすのが、特徴的です。久しぶりの太鼓の音は気持ちよかった!!

これが、ロジ族の伝統ドレスです。

たまに、へこむ事もありますが、思い切り踊り、歌い、笑うことのできるザンビアは私にとって素晴らしい場所です。



澁谷 渚

2008年8月15日金曜日

アフリカ色の空


アフリカの空が好きだ

 人類発祥からの愚かな軌跡も、素晴らしい文化もすべて抱擁する深さと広さを感じるから

アフリカの空が好きだ

 ゴリラの生息する密林も、生物をほとんど拒否する砂漠もその下に抱擁する力を感じるから

アフリカの空が好きだ

 人工的になり過ぎた私たちの生活の時間を巻き戻してくれる可能性を感じるから

アフリカの空が好きだ

 黒い顔に白い歯。こぼれんばかりの笑顔に、豊かな未来を夢見たいから


「アフリカの水を飲んだ者は必ずアフリカに戻ってくる」(イカリヤ長助)

私もこの地に魅せられた一人だから


馬場 卓也

2008年8月13日水曜日

ザンビア大学研究発表会

今、馬場先生とザンビアに来ている澁谷です。


シマをこちらで3度食べましたが、あまりの美味しさに完食しまくっています。
日本を発ち、早2週間が経ちました。


すっかり英語がザムEnglish(注)に戻りました。


何人かの生徒や友人、同僚と再会を果たしつつ、仕事も一生懸命やっています。
ザンビアプログラムの一環であり、我々ザンプロメンバーの研究発表の場となるザンビア大学での研究発表会は、8月7日に行われました。


今年は、昨年度と異なり学生が大学の諸事情で参加できず、さらに当日の会の開催まで危ぶまれ、微妙な手探りラインで準備を進めました。
前日まで、ザンビア式の先がなかなか見えない段取りプラス、当日は参加者が来るのか、果たして開催は可能なのか、といった諸々の心配事もあり、開始前は、自分の発表よりも会の進行、ランチの段取りなど他のことが気になっていました。
当日、そんな心配とは裏腹に、式は9時前にスタート。


開催時間がいつも1,2時間遅れるザンビアでは驚く始まりでした。


参加者は、はじめは10名にも満たなかったのが、徐々に増えていき、一時は30人以上集まりました。
広島サイドからは、山田さん、馬場先生、清水先生、私が発表しました。

私は前日までパワーポイントを修正しておりバタバタしていましたが、山田さんは前日に何度も練習をされて、当日はとても落ち着いた発表をされていました。(自分のは客観的に言えないので…)


先生の発表も、場所が変わっても、いつものことながら非常に勉強になるものでした。


それに加え、色々な方の発表後の議論の場では、様々なタイミングで普段から考えておられる意見や考え、これからのザンプロのあり方も含め、沢山のアイデアを聴衆に投げかけておられました。(尊敬!)

5時半にやっとワークショップが終了する頃には疲れがピークを向かえていましたが、この研究発表会の準備や研究発表の機会を与えられたことに感謝します。

あと2週間滞在は続きますが、ザム生活を楽しんでいきたいと思います。



注:ザムEnglishとは…語尾に「アイ!」や「カ?」と付けたり、likeをライキー、andをアンディーと発音したりする、独特のザンビアの英語のことです。

澁谷 渚

2008年8月12日火曜日

夏休み突入

集中講義もおわり、本格的に休みに入りました。

僕は青年海外協力隊の理数科教師として来年1月からザンビアに派遣されるので、このお盆がひとまず最後のお盆となります。
9月に研修があり、10月から本格的に訓練が始まります。

わくわくしている反面、友達や家族と離れるのですこし寂しい気持ちもあります。

2年間ザンビアで数学の教師をするというのは本当に貴重な経験です。いろいろな出会いがあることでしょう。
ただ今まで出会ってきた人を大切にすることも、いろいろな人と出会うことと同じくらい大切なことです。
今、日本にいる親戚、友達、家族と時間を過ごす時間がいかに貴重かということを少しずつ感じつつあります。
普段の生活では仕事や勉強で忙しくてこのような時間をおろそかにしがちですが、大切にしていきたいものです。

ザンビアに行くことから多くのことが学べそうです。

M1 木村 光宏

2008年8月4日月曜日

修士論文発表会

8月1日に、9月に修了する院生の修士論文発表会がありました。
2年間、人によってはそれ以上の間努力してきた成果が集約された発表です。

IDECは大学を卒業してすぐに院に進学する人だけでなく、協力隊を経験したり、一度社会に出てから国際協力を志し入学される方も多くいます。
留学生も多く、その大半は、それぞれの国の研究者や教育省関係者です。

誰もが自分の使命感や夢を抱きながら研究する2年間。

そんな発表を聞いていると、アメリカの詩人ロバート・フロストの"Stopping by Woods on a Snowy Evening"を思い出してしまいます。
その最後の部分を少し、、、


The woods are lovely, dark, and deep,
But I have promises to keep,
And miles to go before I sleep,
And miles to go before I sleep.


研究は、時に面白くやりがいあふれているものの、その過程にはさまざまな困難がいっぱいです。
どれだけ頭を振り絞っても、新たなアイデアや問題の解決法が何も出てこず、全く進まない状態が何ヶ月も続いたり、
進んでいるつもりでも、いつの間にか、また振り出しに戻ってしまったり、
問題を解決してもその先に、さらに大きな問題が待ちかまえていて、その繰り返しが続いていったり。

でも、進まなければならない理由があります。
もちろんその内容は人それぞれ違うものですが。

僕はいったいどこまで進めるのだろう、
そんな気持ちで発表を聞いていました。

さて、今日もがんばろう!
And miles to go before I sleep.


内田豊海