2008年4月28日月曜日

日本に帰ってみて…

私事ですが、2年間のザンビア生活を終え日本に帰って来て、ようやく1ヶ月がすぎようとしています。帰国後研修の後、数日で実家より広島に引っ越し、その翌週にはゼミ発表もしました。

今はだいぶ日本の生活にも慣れつつありますが、東京に降り立って数日は、ぼーっとする日々が続きました。急な環境の変化に追いつけず、夢の中にいる様な心境でした。
これは、他の協力隊関係の方にもある現象のようです。
降り立った東京では、人の表情はなく、動きは恐ろしい程速かったのが印象的でした。広島、島根(実家)と帰るにつれて、少しずつ田舎になっていくせいか、安心感も出てきました。しかし、聞きなれた言葉や風景になぜか安心感と同時に違和感も感じました。

島根では県庁訪問をしたのですが、その際
『島根は県人口に対する協力隊派遣数の割合が日本一だ』
ということを知りました。元々、県の人口がかなり少ないのですが、必ず毎回何人か派遣されているのだそうです。これからも、より多くの島根県の人が協力隊に行ってくれればと願います。また、派遣後には地元の子供達にその話をしていってほしいです。私自身も中学時代に協力隊を知ったのがきっかけで、協力隊への興味を持ち始めました。
なので、地元の子供達に海外の同年代の子供達について知ったり、考えたりするきっかけを持ってもらいたいのです。


ザンビアに残してきた生徒達のことが気になる今日この頃ですが、修士論文、教員採用試験と頑張りたいと思います。


佐々木 愛

2008年4月26日土曜日

少し先を・・・

今日は久し振りに休日に学校に出てきました。
新学期ということで4月は少しバタバタした雰囲気の研究室でしたが、ようやく落ち着いてきました。

今期から博士課程後期1年となった私は、馬場先生の授業でTAをさせて頂いています。
ザンビアに行く前に履修していた数学教育開発論に参加しています。
先生の、学生を中心としながらの講義には、毎回、勉強になる話ばかりです。
話の切り口、話の展開、質問の仕方、授業の流れ…全てが勉強になります。

さて、人前で話すことも必然的に多くなってきた今日この頃、先生のように聴衆を飽きさせず、
かつ彼らを巻き込むような話を自分ができているのか、ということに常に疑問を感じています。


全然できてない・・・


たまに落ち込むときもありますが、そんな時は、恩師からいただいた言葉を思い出します。

「しんどいとき、行き詰まったときは、今の自分の少し先を歩く別の自分を想像する」

この言葉で、一歩一歩自分にできることをやって、その時々でベストな自分を出せれば、きっと30年後か40年後には馬場先生のような教育者になれるのではないか・・・

と、信じて来週も頑張ります。



澁谷 なぎさ

2008年4月23日水曜日

2年目4月

入学して早1年が経過してしまいました。
Time flies like an arrow.
って、いつ誰がどこで言い出したのでしょうね。
中国かな?
インターネットで調べてみると、
語源は中国みたいですが、定かではありません。
弓矢自体は世界各地で狩猟時代から使われていた訳ですから、
きっと人間が暦を使うようになって以降のことですよね。


矢が色んな他の武器に代わって行くうちに、
Time flies like a bullet.
になって来てもいいような気がしますし、
Time flies like a ray.
なんていうのも捨て難い気がします。
ですが、古代から存在するan arrow だからこそ、
過去から未来まで時間が突き抜けて行くイメージがあるのかも知れませんね。
…なんか、とてもつまらない話で恐縮です。



松永 彩

2008年4月16日水曜日

(続)ある教官のことば(協力隊と本質的意義)

こんにちは。
前回は中途半端で申し訳ありませんでした。

さて、前回書かせていただいた英文の正体は、
私が6年程前に青年海外協力隊に参加した時の派遣前国内訓練の修了式で、或るガーナ人教官M氏が訓練を終えた隊員へ向けた祝辞(原文)です。

前回の内田さんの日記
Actions speak louder than words
を読み、これを思い出したのでここで紹介させていただきました。内田さんは、今では研究の大
先輩ですが、青年海外協力隊の同期隊員で、この派遣前国内訓練では3ヶ月間同じ英語のクラスに所属していました(因みにIDEC修了生のT氏も同じクラスでしたが)。訓練中当時は(今も?)大分出来が悪く、まだ若く落ち着きの無かった我々は、このM教官に日々しぼられていました。まだ若かった僕らはこのM教官の厳し過ぎる指導にかなり嫌気をさしていましたが、修了式でのこのスピーチには目を覚まされた思いでした。

このスピーチには国際協力活動に対する超基本的心構えが詰め込まれていると思います。また、いわゆる発展途上国出身の教官の言葉だからこそ強い説得力を感じるのです。

今回ここで公開したように、私はこのスピーチ原稿を協力隊参加以来大切に保管しています。また、協力隊員時代は、このスピーチ原稿を現地に持ち込み、活動の糧として読んでいました。

協力隊、任国のために大したことはできませんでしたが、今考えると色々な事を考え、学んだ2年間でした。

今回久々にこれを読み返し、今の自分の国際協力観を見つめなおしたいと思います。


中和 悠

2008年4月14日月曜日

ある教官のことば

You have heard too many nice speeches today so I am going to spoil your fun now. I am going to give you a bad speech. First, I want you to forget about all omedetous you have heard today because you haven’t done anything yet. For some of you the main problem you had here was how to deal with your Monday morning hangover. I know that some of you did work hard and even stayed awake during host country lectures. But I still want you all to ask yourself this question :

During the 11 weeks here did you do your best to be what your host country people believe you are?

If you don’t, then I want you to remember a few truths. Being Japanese is not a qualification in itself. You are in the position to call yourself a volunteer in a foreign country only because you were born with privileges and opportunities the people in your host country do not have. But if you do not use your opportunities to be the best that you can be, then you are going to be a fake promises. The kind of efforts you make when you go to your host country will tell you what you really are. I hope the hardships you will see over there will make you appreciate the difference between your opportunities and their despair. I hope you will not insulate yourself from them and just be another expensive “expert” from the “developed world”. If your experiences over there make you a more conscientious and compassionate human being then you deserve our sincerest congratulations. Until then, good luck, safe journey and don’t forget your homework.


続きは後ほど・・・。



中和 悠

2008年4月7日月曜日

ある学校長のことば(学校現場とMDGs)

2月後半から3月中旬にかけて、南アフリカとザンビアへ調査のために行ってきました。特にザンビアは、青年海外協力隊として活動した国であり、今回の訪問は、日本へ帰国後、2年ぶりの「帰国」ということで、感慨深いものがありました。しかし、同時にザンビアの教育の現状を、改めて考えさせられる機会でもありました。

現在、ザンビアの教員研修制度に関して調査しているのですが、今回訪問した学校で、一人の学校長がおっしゃったことばは、非常に印象に残るものでした。

次の表は、その学校の低学年(1年生から4年生)の、各学級の生徒数です。


A

B

C

D

E

1学年

62

78

60

65

78

2学年

84

94

90

75

104

3学年

97

98

97

102

130

4学年

111

107

116

119

89

この学校では3部制が採られていたのですが、それでもこれだけの生徒数、しかも個々の生徒へのこまやかな配慮を必要とする、低学年の学級を受け持つには非常に困難な現状だと思いました。

この点についてその学校長と議論した時におっしゃったことばが、次のものでした。

MDGs達成があるから、生徒の入学を断れないんだ。」

国際社会の大きな動向や国の意図、この学校が置かれる地域の特色のなど、様々な問題を考慮すれば、このことばを、そのまま受け入れられないところもあるでしょう。それでも、学校現場に身を置く先生方や生徒からすれば、何か「上」の方で行われている議論に、教育を営む「現場」が流されてしまってはいないかという疑問は大きいように感じます。

ザンビアで取り組まれている様々な国際協力活動が、どのように学校現場へ貢献できているのか、考えさせられたことばでした。


木根 主税

2008年4月6日日曜日

HANAMI

Springtime is upon in Japan, and the cherry blooming all around the
nation.
I think in Japan this is a time for being outdoors and enjoying
"hanami"
(flower viewing).The "sakura" or cherry blossom is a symbol
which has long been associated with
Japan,and springtime is arguably
one of the most beautiful times to enjoy the country's scenery thanks
to the fleeting sakura.
Today is 5th April,2008 we some of IDEC teachers and students have
enjoyed Hanami party at
Kagamiyama Park in Higashi Hiroshima.
This is the first time for me to join such kind of glorious fantastic
Hanami Party.
I would like to say thanks to all my laboratory mates
and our honorable teachers to arrange today’s Hanami party.



Md.Asaduzzaman

2008年4月5日土曜日

入学

4月3日に馬場先生研究室に配属になった木村光宏(きむらみつひろ)です。

僕は広島大学総合科学部からの入学で、慣れ親しんだキャンパスでの再スタートとなりました。学部時代は幾何学をやっていましたが、学部時代とは研究も周りの環境も全く違うので一からのスタートです(涙)毎日が新しいことの連続なので緊張感のある日々を送っています。

研究室の先輩方はやさしく、しかも研究熱心です。周りには留学生が多く、自分を高めるには本当にいい環境だと改めておもいました。これから卒業まで皆さんに負けないようにがんばっていきたいです!!

来年からはザンビアに行くということもあり、怒涛の大学院生活になりそうですがいろいろなことに貪欲に挑戦していきたいです。

よろしくお願いいたします。


木村光宏

2008年4月4日金曜日

新入学

はじめまして、島本史也(シマモトフミヤ)と申します。

この度、馬場研究室の一員になりました。
3月までは、千葉県内の大学に通っていました。学部時代は、ピュアな数学を専攻していました。引越しも終わり、部屋も大分片付いてきました。しかし、ガスコンロがないので料理をするまでにはいたっていません。

西条に来て一番驚いたことは、家の周りに田んぼが広がっていることです。この自然に恵まれた環境の中で、綺麗な空気を吸いながら研究できることを光栄に思います。馬場研究室の第一印象は、先輩方が明るい事です。先日の大掃除の際も、全員で仲良くやっている姿が印象的でした。

私は、後期からザンビアプログラムに参加する予定です。そのためにこの半年間は多くのことを学び、ザンビアでやり遂げるパワーと知識を身につけたいです。この国際色豊かな環境に一日も早く慣れ、3年半後に胸を張って卒業できるように今日から頑張っていこうと思います。

よろしくお願いします。


島本史也

2008年4月3日木曜日

再入学

先日、修了式を迎えた澁谷です。
修了してから入学するまでの10日間位、所属がなく大変悲しい思いをしていました。

しかし、今日は博士課程前期の馬場研に入学された皆様と
再入学を果たし、あと3年馬場研究室で過ごすことになりました。

この3年のうちにやりたいこと―

学位を取る!(難しいけど・・・)
ドイツ語をやる!(研究がドイツ絡んでるので・・・)
ザンビアに里帰り!(仕事、下さい…)
国際協力に関わる素敵な30代の女性になる!

そして・・・

少しでも馬場先生に近づけるように!!

です。
今日は、18歳の新入生と混ざって、父兄のような気持ちでしたが・・・
皆様これからもどうぞ宜しくお願い致します。


澁谷 渚

新入生来たる!


馬場研究室は、この度めでたく4名の新入生を迎えました!

左から
・木村光宏さん-博士課程前期
・Md.Asaduzzamanさん-博士課程前期
・澁谷 渚さん-博士課程後期(馬場研究室博士課程前期から進学) 
・島本史也さん-博士課程前期

宜しくお願いします!